強くなるには…
ほかのチームのバトルも見て、楓と心春はシェラとカミリアと所へ向かっていた。
「どのチームもすごかったですね」
「どうしたらあんな風に動けるようになるのかな?」
「…」
その答えは私たちにはわからないからシェラに練習方などを聞くことにした。
「私たちはなんで戦ってるのかな?」
楓はふと思った疑問を言った。
「願いを1つ叶えられるグレンウィズタッグで優勝して、もといた世界とこの世界を行き来できるようになればいいなと思って頑張っています」
そうか!私の輝かしい高校生活を送るにはこの大会で優勝しないといけないのか…。大変そうだけどそれを目標に頑張ろう!そのために魔法練習(私は運だけど)についてシェラに聞かないと…。
そう考えているうちにシェラたちのもとに着いた。
「中継どうだった?」
「言葉では表せないぐらいすごかった…。どうすればあんな強くなれるの?」
「その人たちは多分グレンウィズタッグに命をかけている人たちなの」
「命をかけるってどういうことですか?」
心春が聞くとカミリアが真剣に答えた。
「この近くにはいないけどモンスターがいて、倒すと貰える経験値で速さなどを上げれるのよ」
さすが異世界、ゲームみたい!
「そのバトルに命をかけているってこと?」
カミリアはうなずいた。
「でも攻撃があたる瞬間になんかのシステムとかで大会では痛くないけどモンスターとの戦闘は痛みがあるの」
楓は想像して少し寒気が出た。それでもあの人たちに勝つためには私たちもどんな感じかわからないけどモンスターと戦わないと…。
悩んでいるところに心春が言った。
「少し怖いけど私たちなら大丈夫!やろう、楓!」
これで楓の覚悟も決まった。
「そうだね!頑張ろう!」
「そうと決まれば許可を貰いにいくの!」