表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/26

魔法少女とうさぎ

私の想像だと、運を使うものといえば小槌ぐらいしか出ないから、ここはこの世界にいたシェラに聞いてみよう!そう考えていると、ちょうど店から出て、近くにあったベンチに3人で座った。

「シェラちゃん、私の武器なんだけど小槌ぐらいしか思い付かなくて、何かいいのある?」

するとシェラは何かを思い付いたらしく、自信満々に答えた。

「それならとっておきのやつがあるの!」

私はそれが何か気になって、シェラに聞いてみると「その時のお楽しみ!」と言ってまだ教えてくれなかった。でも、以外と大胆だったシェラが考える武器だ。とってもすごいのに決まっている!そして、こははつける装飾をもう決めてそうだったので聞いてみることにした。

「こはは何にするか決まった?」

「もちろん決まりました!」

こはのテンションがいつもより高い…。その装飾をとても楽しみにしているようだった。そして、私とこはの作るものはできてから見せ合うことにした。お互い作るものが決まったので次はつける魔法を考えるよう。でも、私はつける魔法がもう決まっている…

「私は運に応じて具現化させる『ラックエンボディメント』がすごくよかったからこれにしようと思ってるけど、こはは何にする?」

「前に教わった魔法を頭の中で詠唱する『アリアブライン』にしようと思ってるよ」

私は思ってしまった。自由に具現化、脳内詠唱で瞬時に強化。2人合わせてチートだと…。でもここは異世界。私たちが想像もできないような能力を持った人たちがたくさんいるはず!

とにかくカミリアの所に行って、武器を作ってもらうことにした。

カミリアの店に着くと、カミリアにシェラが考えた武器と心春の装飾、私たちが考えた魔法を伝えて制作を始めた。すると、カミリアは2枚の紙とトンカチみたいなものを持ってきた。2枚の紙を置いて何かを念じている。そして、トンカチ?でその紙を叩くと何かが出てきた。それは、魔法少女のステッキにしか見えない杖とうさぎのぬいぐるみが出てきた。私は失敗かと思ったが成功らしい。

「楓の杖と心春のぬいぐるみ、上手く完成したわ!」

うん……シェラちゃんは魔法少女が好きらしい。ただの高校生が魔法少女のステッキを持って戦うことになるとは…。それよりこはのぬいぐるみが疑問すぎる。私の杖はいいとして、こはのぬいぐるみが気になる。

「こは、なんでうさぎのぬいぐるみにしたの?」

これを選んでる時テンション高かったし。

「杖で詠唱するとき魔法の雰囲気みたいなのがでてて、うさぎのぬいぐるみにしたらうさぎの耳が揺れてかわいいと思って選んだのです」

私は納得し、すごく共感した。値段は合計20000ポイント、日本円で約200万円だから以外と高い。そう思っているとカミリアが話し始めた。

「いつかは服も変えると思うけど、その服かわいくてすごく似合ってるから、ここでその服を『エンチャント』して使っていくのはどう?」

初めて会った人にかわいいと言われ、私とこはは少し恥ずかしそうに照れた。確かにこの制服はかわいくて私も気に入っているからできるならそうしたい。こはも同じように思っているみたいだ。エンチャントをするといろんなステータスが上がるらしいからこの制服を使い続けられる。

『よろしくお願いします!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ