初めての高校生
「いってきます!」
そう言ってピンクの髪を揺らしながら家を飛び出した。私は桜庭楓、今日から高校1年生!楽しい高校生活が始まろうとしている!だが私には悩みがある。それは…
「高校初日から不幸なことがないといいなー」
そう、私はとても不幸である。昨日は学校前なのに目覚まし時計は壊れるしその前の日は外に出たらすぐに雨が降ってきたりと不幸な日の毎日……。そんなことは考えない!
「とにかく学校へ急がなきゃ!」
私は期待を膨らませて学校に行くのであった。
石に躓いたり、工事の通行止めがあったりしたが、ギリギリ着席には間にあった。
私には目標がある。それは友達を作ること。中学とは離れた高校に行ったのでまだ友達が居ない。
まずは第一印象が決まる自己紹介…。これでどうなるが決まると言っていい。
「じゅっ、13番桜庭楓です!よっ、よろしくお願いします!」
緊張してしまったけど話しやすい人だと思ってくれるといいな。友達になれそうな人を探さないと!そう思っているときれいな水色の髪が目にはいった。
「27番雪乃心春です。みんな気軽に話しかけてください」
優しい雰囲気の声で言った。この子となら友達になれそうだと思った。あとで早速声をかけてみよう!
学校の説明が終わり、初日の早い学校が終わった。そして、すぐにその子のところへ行くのであった。






