6話︰お屋敷探検・庭園編
読んでくれてありがとうございます!
屋敷探検庭編!やあ、書いてて楽しい!
リックと一緒に屋敷探検開始してまず向かったのは……庭園。
どんな花が植えられているか、どんな野菜を栽培しているかワクワクしていた。
今後の食事の為に……
離乳食の時は……ミルクのパンがゆ的な何かで味はイマイチ。
その後の食事は、何かのお肉(牛のような味)を塩だけで味付けしたやつと何かの野菜の薄味スープと物凄く硬いパンが毎日……
味は、、ハッキリ言ってイマイチ!食べれないほど不味いではないのが幸い。
多分、家の料理長の腕が良いからなのかもしれないが…。
ただ、美味しい物を食べる幸せがない世界の食卓が毎日辛かった!
ようやく歩け、こうして行動を起こせるのだ!
食べたい物が沢山だし、作りたい物や食べさせたい物も沢山だ!
その為に、、身体を鍛えなければいけないし、色々研究しなければならない。
私は……貪欲なのだ。あ、私のレシピ本とか……創造神様に頼んだらくれるだろうか…。
今日の夜にでも聞いてみよ!
「お嬢様、こちらが庭園になります!」
色々考えてたら着いたのかリックが声を掛けてきた。
目の前に広がるのは……辺り一面に咲き誇る青の薔薇だった……
「わぁ!きれいね…なんて名前なの?」
近付き匂いを嗅ぐと…まさに馨しいバラの香りだった。空かさず丁寧に説明してくれる。頼れる執事だ。
「はい、これはヤーレスツァイトローゼです!とっても珍しく辺境伯様が品種改良をして生まれたローゼだそうです!それから、四季に合わせてローゼの色が変化するんです!」
なんと!父様が品種改良したのですか!流石です!後で褒めましょ……。
四季に合わせて色の変化か……食べれるのかな?
そこら辺にある薔薇の花びらを1枚ちぎり食べてみる……。
「お嬢様!!??何を!!」
リックが慌てて吐き出す様に袋を持っている。
あまりの驚きに冷や汗が吹き出している……
「あぁ、大丈夫よ!リック。これは、食べれるわ!」
食べたら香りがぶわっと広がり突き抜けていく!
ビンゴ!これは、食用にも向いている品種。
リックに少々?心配をかけたが……
嬉しくなり何個かハサミで摘ませてもらう……
流石に、剪定用ハサミはまだ使えないのでリックにお願いした。
後で厨房に行ったらジャムにするのだ!!
他には何があるのかなー……
当たりを見渡すと噴水にガーデンテラスに
あ、あそこに果物みたいな実がなる木がある!
「リック!あちらに木があるわ!行きましょう!」
リックを連れ木に近付くと……木の葉がそよそよと揺れている……歓迎してくれてるみたいだ!
何故、歓迎してくれてると思うかと言うと……妖精みたいな小さな生き物が踊っているからである。物心ついた最近から見えだしたのだ。
「リック、これは、なんて言う名前の木なの?」
果実を見上げながら執事であるリックに質問を投げかける。
「これは、プフィルズィヒバウムですね!なんでも、行商人から苗を買い植えたと言われています。ピンクの実をつけるのが可愛らしいので奥様が大層気に入り観賞用に置いているとか。」
なるほどお母様が気に入ってるのか、確かに甘い香りがする。
「観賞用……なるほどね。他の木もそうなの?」
「ええ、そうですね。」
誰も、その実を食べたことがないのか…勿体ない!
よし、果物を少し取ろう!んー、これは、大人の人じゃなきゃ無理かな……魔法だと、風がいいけど……まだ練習してないから……。
「リック、私あの実が欲しいの!えと、庭師さん?とかいるのかしら……?」
「ええ、いますよ!そうですね、流石に私でも届かないので庭師の大人を呼んで参ります。少々ここでお待ちください!」
そう言い、少し離れた小屋に向かって行った……
それを見届けて隣にあるガーデンテラスの椅子に座って待っている事にした……
早く実を収穫したいなあ!今は、どんな材料があるか分からないから……この桃は紅茶にいれるか……バラと一緒にジャムにしようかな!
そんな事を考えながら…庭師とリックを待つ……
次回▶︎屋敷探検・庭編2
庭師紹介とリックの父とメアリー&フェアリーの母の紹介