みかんはクソ
そこからは険しい道のりだった。その山にたどり着く為に...海の上を歩き、風を食べ、雷で体を洗い、小さな山と友達になり、世界と決闘した。そうして遂にその金網がある山まで来た4人であった。
「これ...現実世界では何年経ってるんだ...」
と、軽くトホホなつなみ。
「軽く100年は超えてるね!!」
と、作った張本人、みかんが言う。
「ふっざけるな!!でしょ!」
「ふっざけるな!!やん!!」
と、桜、つなみが同時に声を出した。
また、何故つなみはそんな やん!!なんて可愛い声を出したのかというと...。それは秘密なのである。
「まぁまぁ金網ゲットしたらこの冒険なかった事にしてくださいって願いを叶えてもらえばい。いじゃん。」
と、みかん。
「そもそも願いを叶える金網ってことすら今知ったんだけど??っていうか、冒険事無かったことにしたら...ってもう意味わかんない!」
と、桜。作者のくせして知らないことが多すぎなのであった。
「金木犀のにおひ!!まじでムラって来た!!!」
と、言いながら山とは反対に行くゆーみん。
行動はいつも変なゆーみんだが今日は1段と変だった。操られてるかのように。
「ま、まさかこの山に入るには!欲望を捨てないとダメなのかって??」
と、みかん。
「よく、ゆーみんが変な行動しただけですべてを悟ったなおい!」
と、激しいツッコミを入れるつなみ。
「欲望を捨てるってどういうことよ??意味わかんないんだけど。」
と、桜。
「欲望が...金網は何でも一つ願いを叶える。だけど、欲望がある人は受け付けないらしいんだよ。ほら、ゆーみんで煩悩で欲の塊じゃ??だから、私達よりも先に脱落したんだよっ!」
と、丁寧に解説するみかん。
「説明、乙! というより、それがホントだとしたら私達帰りたいっていう煩悩あるから近づけないじゃない!!」
と、桜。
「え、私そんなのないない。」
と、真面目な顔で答えるみかん。
「何言ってんだよ!!アホかてめぇは!」
と、つなみ。
「だってこの4人で暮らせる世界だもん。私嬉しいな。」
と、無邪気に微笑むみかん。
そのあまりにも無邪気で優しい笑顔につなみ、桜は返す言葉が思い浮かばなかった。
しばらくしてから...
「でも、私帰りたい。 やっぱり...途中までしかしてないゲームも家だし。」
と、つなみ。
「次は暴露、暴露でございまーす。」
と、みかんがいきなりつなみ向かって言う。
「実はそのゲーム...クリア勝手にしたの私でーす。」
と、みかん。
「は??????だってみかんこの前1回私ん家きただけやん!」
「あの時面白そうなゲームあるから借りたんだよ!そして、いえでやってたらクリアしたったwだから、返そうかと!!」
と、悪気無さそうにみかん。
「人のもん盗んでんじゃねぇ、クソかてめぇは!!!思考やっぱおかしいな!!!」
と、つなみの逆鱗に触れた。
そんなこと話しているといつの間にか桜がいなくなっていた。
「桜まで、煩悩で消えちゃったというのか??」
と、震えるつなみ。
「だろーね。だから、今の時点でゲームクリアしたしなにも煩悩ない私が山登ってくる。そしてテケトーに戻りたいっていうや。」
と、みかん。
「なんか、ゲーム役に立ったな!!!」
と、荒れるつなみ。
「よーし、いくぞう!!!!!」
と、勝手に歩き出したみかんであった...。




