出会い③
ガラガラガラー。と、みかんが扉を開けるとそこには沢山の生徒で溢れかえっていた。
「ほら、後から来たからみんな振り返って私たち見てる!!キャー!!みかんのせいじゃない本当」
と、頭を抱える仕草をして見せるゆーみん。
「わぉ、みんなの視線が生暖かい!砂ギモイ!なにさ!なにさ!私だけのせいじゃないでしょお互い様!」
と、そのゆーみんの頭を抱える仕草を、その手を取り払って目をまっすぐ見つめて話すみかん。
そこへ1人の人がやってきた。
「お前ら仲良しなのはわかるけど、いい加減に座ったらどうじゃ!!先生きてるんだぞ!」
と、言いながら2人の顔を教卓にむけさせる。
「いやーーーーーーーー私の中学生LIFEがぁぁ!初っ端から先生にこの後注意されるなんてごめんだわーー!!」
と、うなだれるゆーみん。
「てへぺろ!もうこんな時間か...私のネバーエンディングストーリーにもお休みの時間が来たようだねっと...」
と、キザな格好をしてみせるみかん。 具体的には脚に角度をつけ、腰に片手を当て目をウインク。
「こいつらと付き合うことになるのか...これから...癖ありすぎだろ......」
と、注意しに来たその子は言う。
そうこれが導かれし物語...の始まり始まりなのである。3人がここで出会い共鳴しあう。如何にも香ばしい匂いであることか!!