服屋
その店は怪しいので2度と入らない事を心のピスタチオに決め、芽生えたピスタチオ、咲いたピスタチオ。良いですよね。 心に決めて、更に歩く事数分。 しっかりした店にたどり着くことが出来た。 しっかりした...そう、しっかりした。
「ねぇ、ここ服屋だけど、本当に大丈夫なのか??」
と、不安気なつなみ。
「あいやー参ったアルネ。私にはさっぱりアル。」
と、ゆーみん。
「てめぇ、すっこんでろ!!今、聞いたけど、聞いた目線の先にはみかんしかいなかったろうが!」
「私もワカルワケナイアル。ワカル人連れてこようか??」
「アルアルいっといて、最後止めんな!!というか、アルアル流行ってんのかアル!!しまった、私にまで移ったじゃんか!」
「そう、 アル と言う言葉は純情のエクセル。カテナチオなんだよ!!」
と、ドヤ顔で説明するみかん。
「日本語で話そうか!」
と、ドヤ顔で話すゆーみん。
「ゆーみん、てめぇだけには言われたくねぇよ!アル中!!」
「アル中ってそんな、アルアル中毒の略だとは思いますが、言い出しっぺは私ですよ!」
「だから言ってんだろぉぉぉぉぉ。」
と、呆れるつなみ。
「簡潔に言う。ここも怪しいと思う。私は。」
と、つなみが更に言う。
「その心は??」
と、みかん、ゆーみん。
「説いてねぇよ!まぁ...だってこの服屋の名前 服屋だし。 ふ・く・や だぜ??名前をそのままつけるなんて怪しいよ!」
と、つなみは言う。実際つなみは感じ取っていたのだ。この服屋という名の服屋のただならぬ雰囲気を。
「シンプルでいいと思うな。私は。」
と、みかん。
「シンプル過ぎじゃ...ない??私も不安だわ。」
と、ゆーみん。久しぶりの真面目コメント。乙。
こうして三蔵法師(偽)一行は更なる服屋を探すのだった。