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プロローグ

その日、いつものように木村初音きむらはつねは、蒲団に潜り込んで、静かな寝息を立てていた。

どこにでもあるようなワンルームマンションの一室は、豆球の橙色の灯りが灯っているだけだ。

日常の一コマ。

夜が過ぎればケータイの目覚ましに起こされて、仕事に行く、本当に普遍的な日常の一コマ。

全てをぶち壊したのは、男の声だった。

「おい」

初音は気が付かない。

「そこな女。起きろ」

「うー…」

あたし、テレビ点けっぱなしにしたっけ…。

いや、部屋の中は暗い。

空耳か。

寝返りをうって再びまどろみの中に落ちようとした瞬間、背中にチクリとした痛みが走った。

何? ダニ?

「起きろと言っているのだ、この化け物!」


空耳じゃない、不審者だ!


がばりと初音は飛び起きた。

しかし、部屋の中には誰もいなかった。

外で車の通り過ぎる音が聞こえるだけだ。

「なんだ、夢か…」

「夢か、とはわしが言いたい、ここはどこじゃ!」

怒鳴り声にしては小さい。それに姿が見えない。

「あ?」

取りあえず、電気を付けてみた。

「おお!?」

「ぎゃあ!!」

双方、同時に叫んだ。

一方は眩しさに、一方は枕横にいる不思議な生物に。


初音の目に飛び込んできたものは、ちょんまげ姿の侍だった。

身長約20センチ、ちょうどリカちゃんサイズの小さな侍がそこにいた。


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