すき焼きとまかないと大食いとエルのご褒美!?
「おぉできてる!いいにおいだし美味そう」
「それじゃ自分の皿とか用意してその間にもう少し作るから」
透子は自分のを用意して席に座って待つ事にした。その間にもう一品作りそれで完成させた。
作ったすき焼きはシンプルな食材であとは透子が好きな奴を足したり副菜を作ったり
していていた。
「でも本当にすごいね。なんでも作れるんだ」
「なんでもじゃないけど作れるようにはなりたいな。ジャンルにこだわらずにたくさん
できるようになればそれだけ喜んでもらいるし」
「へぇ本当に料理人だねあんたは。あぁ本当に美味しい」
透子は勢いよく食べていく。量は一応二人分だが、美味しいからと言われて湧斗はまた
少し作り始め足していく。
「さすがにもういいかな」
「意外と食べたね。そんなに食べなさそうなのに」
「まぁね。普段は食べる方じゃないけどやっぱり美味しいのは全然行けるね。あぁこんな
美味しいの毎日食べれたらな」
「それなら自分で作ってみたらどうかな?」
「それができるならあんたを呼んでないわよ。でも、作るのもありかな。そうすればあんたに
教えてもらいながら一緒に食べれるし」
「何か言った?」
「いやなんでも」
透子は最後の方は小声で言っていた。それから片付けをして少し明日用のも作ってあげて
から湧斗は家に帰った。
透子はお風呂でお湯につかりながらさっき食べたのを思い出していた。
「また食べたいな。あいつの料理を毎日食べるには。あいつと一緒になるしかないか。正直
容姿は二の次、あんだけ美味いもんが食べれるなら」
透子は何かしらの決意をした。
湧斗は帰ってから冷蔵庫を確認して明日作るものを考える。
「さっきのは自分の買い物じゃなかったからな。でもあんなに喜んでくれたから
全然よかったな」
翌日、湧斗は買い物に出かけた。それなりに買い揃えてから湧斗はファミレスに向かった。
店の中に入ると彩音が出迎えてくれた。
「あ!新堂君いらっしゃい。向こうの席にどうぞ」
席に座り、彩音と話していると店長の麗華がやってきた。
「新堂、今日は暇か?」
「暇、ですけど学校は休みだから」
「じゃぁ私らのまかない作ってくれないか?もちろん日給は出す」
「いやでもはちゃんと働いてるわけじゃないのに」
「私も食べたい。新堂君の料理」
「だそうだ。他の奴らもお前のなら喜ぶぞ」
「・・・・・・わかりました。自分のでよければ」
その前に客として来てるので注文して自分の食事を済ませる。それから一応店の
服に着替えて厨房に入る。今は昼過ぎなので一応落ち着いている。
「お!来たな。制服似合ってるぞ」
「ありがとうございます。えっと」
「俺は風見省吾大学生だ。お前の飯待ってたぜ」
「そうですか。それならしっかりと作ります」
他の厨房のスタッフは普通に仕事をして湧斗は一人作り始めた。この店にある物は
使っていいと言われたので色々使ってみた。
休憩は数人ずつらしいので休憩する人分のを作った。彩音と省吾、そして店長の麗華が
休憩室で待っていた。
湧斗が料理を持っていきテーブルに置くと全員がその料理を見つめる。
「本当に同じ材料か?」
「同じですよ。厨房にあるのしか使ってませんから」
「それじゃいただきます」
三人一緒に食べる。そして同じリアクションをする。
「本当に美味いな。お前の料理は」
「なぁどうやってこんなの作れるんだ?」
「本当に美味しい。これなら絶対人気が出ますよ」
話ながらも食べ進めてる三人。その後も今日いるスタッフ全員にまかないを作り
全員が美味しいと言ってくれた。
休憩室で湧斗は麗華と話をしていた。
「やっぱり難しいか?」
「そうですね。できるならしてみたいけど」
「まぁしょうがない。でもたまには来てくれ。報酬は私が払う。さすがに店のでは
使えないからな。お前のならいくらでも自分で出したいぐらいだ」
「ありがとうございます」
店長を始めスタッフ全員が湧斗を入れたいと言っていた。その期待に湧斗はいつか
応えようとは思っていた。
家に戻り、少しゆっくりしていると電話が鳴った。それは碧エルからだった。
「じゃぁ行こうかな」
「ありがとう。一人じゃ退屈だし、競う相手もいないだろうからね」
「いないほうが簡単だと思うけど」
「勝負してこそのチャレンジよ」
「わかった。明日ね」
「待ってるわ」
明日とある店で開かれる大食いに誘われた湧斗。なので今日や明日の分の材料は
なるべく使わない様にした。
そうして翌日、エルと待ち合わせの場所に向かった。時間は少し早いがもう
そこにエルは到着していた。
「早いねまだ時間あるのに」
「待ちきれなくてね」
と座っていたベンチから立ち上がるエル。その姿に湧斗は少しドキッとした。
「うん?どうしたの顔赤くして?」
「いや、前と違うし、その」
「もしかしてここが見えてるのが気になる?」
エルは前かがみになり胸の谷間を見せた。その豊満な胸が半分?は見えるような
服を着ていた。
「もしかして見るの初めて?」
「えっと」
「見たかったらいつでも言ってね。君になら見せてみいいから」
湧斗はしばらくの間顔を赤くしながら店に向かった。その店は回転寿司だった。そこで
より多く食べれた人がお代無料と賞金が出るという事で多くの挑戦者が集まっていた。
そこで二人はエントリーして挑む。そしてチャレンジが始まった。
いかにもな体格の人やエルみたいな女性もいたりする中、湧斗とエルが最年少で
先にエルが注目された。可愛いのとハーフそしてそのスタイルと大食いで
いつの間にか観客達から応援されていた。
開始から一時間経過し、8割ぐらいが脱落していく中で二人は当然残っている。
エルもそうだが湧斗もその体格からは想像できないような食べっぷりを見せて
応援されるようになっていた。
そしてやはりエルと湧斗が残り二人の勝負になった。
そして時間が来て決着がついた。勝ったのはエルだった。しかも一貫差でエルが勝った
ので大いに盛り上がった。
「食べた食べた。勝負にも勝ったし満足ね」
「もうちょっとだったな。あと一分あったら」
「じゃぁ次は勝てるのかしら?」
「もちろん。勝つよ」
「期待してるわよ。もうあなたとじゃないと満足できないから。だからあなたが
やる気になれるようにご褒美あげる」
「!?」
エルは湧斗に抱き着き頬にキスをした。それは湧斗にとって初めての事だった。
しかも豊満な胸の感触が余計に興奮させるが湧斗は落ち着かせようとする。
「じゃぁ次は口でできるように私に勝ってね」
そう言ってエルは帰って行った。湧斗は家に帰ってもエルの事が頭から離れないで
料理もせずに眠れないままベッドで倒れていた。




