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ソロベン〜一人で自作の弁当を食べてたらいつの間にか注目される事に!?  作者: kida aotuka


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6/11

生徒会長に料理を教える!?

翌日、いつも通りに朝から弁当を作る。昨日の休みの日は結局外には出ずにずっと料理を

したりゲームをしたりしていた。


準備が出来て制服に着替え学校に向かう。月曜日は少し憂鬱な感じになる。それは湧斗も

同じでしかもこの日は雨が降っていた。


教室について席に座る。朝もいつもなら屋上に行くのだが雨の時は行けないので校内を

歩く事にした。目的もなく歩いていたが気づけば屋上に行く階段に来ていた。


あと30分ぐらいあるので階段に座りゆっくりしようとした。壁にもたれていると

誰かに声をかけられた。


「起きなさい一年生」


その声に湧斗は目を覚ました。完全に寝てたわけじゃないがもう少しで寝るぐらいには

うっとりしていた。


目を開けて前を見るとそこには女の子がいた。知らない子、いや見たことある子だ。

そうそれは朝の朝礼で生徒の前でも堂々と話す。その綺麗な声もそうだが学校一の

美人とも言われて、生徒会長をしている星宮楓ほしみやかえでだ。


「こんな所で寝てると風邪を引くぞ」

「えっと、すいません。あ!会長さん」

「目が覚めたみたいだな。それにしてもよくこんな所で座っていれるものだな」

「本当なら屋上のベンチでゆっくりしようとしたんですが、今日は雨だから」

「確かに雨だな。それより君は部活とかは入らないのか?一年生ならもう決まってる

生徒も多いだろうに」

「ええ、ちょっと家の事情でできないんです。本当は色々やりたいんですけど、部活でも

バイトでも」

「そうか。それならしかたないな。ちなみにそれはあまり追及はしないほうがいいか?」

「そこまで深刻じゃないですけど、いい話とも言えないので」

「そうか。なら何かあったら私に相談するといい。後輩の面倒を見るのも先輩の

役目だからな」

「ありがとうございます」

「あとちょっと気になったんだがその指の傷はどうしてできたんだ?」


湧斗の指には絆創膏が張られていた。それを見て楓は気になったようだ。


「ちょっと切っちゃっただけです。違う事を考えながら野菜を切ってしまって」

「野菜?もしかして料理をするのか?」

「はい。作るのも食べるのも好きなので自分で作ります」

「そうか・・・そういえば名前を聞いてなかったな」

「あ!すいません。新堂湧斗です。一年三組です」

「新堂か。すまないが放課後生徒会室に来てくれないか?」

「生徒会室にですか?」

「ああ。ちょっと頼みたい事があるんだ。本当は後輩の君に言うものではないかも

しれないが」

「わかりました。それじゃぁ放課後に行きます」

「あぁ待ってるよ」


楓は去って行った。湧斗もようやく重い腰をあげて立ち上がる。いや、違う所かも

しれないが。と言うのも美人でしかもやはり豊満な胸をしていてそれが前かがみ

で話していたのでなるべく見ないようにしていたが、どうしても目に入ってしまっていた。


昼休みになり湧斗は自分の席でお弁当にする。教室にはほとんど生徒は残っていない。

皆食堂の方い行きそっちで食べているからだ。


「それじゃぁいただきます」


手を合わせてそれから箸を持つ。今日作ってきたのは白身フライにタルタルを乗せた

物やポテトサラダ、ひじきとチーズメンチだ。他にもお肉も卵焼きもある。


食べる時、湧斗は他のはせずに食べるのに集中している。よく本を見たりとか

スマホで動画を見たりとかしながら食べる人がいるが、湧斗は食べる時は

何もしない。


そうしてゆっくり食事を楽しみ食べ終わるのが40分ぐらい経ってからだ。


食べ終えて弁当箱を鞄にしまいそれからスマホで動画を見たりする。湧斗が見ているのは

今人気があるゲーム配信だ。その中でもリアルではなくアバターを使って配信をする

スタイルが気に入っている。


授業を終えて放課後になり言われた通り生徒会室に向かう。ドアを叩いて開けると

そこには楓が座っていた。


「よく来たね。適当に座っていいよ」

「失礼します」

「もしかし緊張してるのか?」

「ええ。普通はこういう所には来ませんから」

「それもそうだな。さて、用事というのはだな」


楓は自分の席から立ち上がり湧斗の隣に座った。そこでいきなり耳元でささやくように

話しかけてきた。


「わ、私に料理を教えてくれないか」

「!?料理ですか?」

「あぁ。恥ずかしながら料理はできなくてね。皆からは何でもできるとか言われるが

私にも苦手な物はある」

「そうですよね。誰にでも苦手な物はありますからね。でもどうして僕に?」

「同じクラスの子達にはそう思われてるからね。だから私をあまり知らない人が良いと

思っていたんだ。親とかには諦められてるしな」

「そうなんですか。僕でよければ教えますけど」

「本当か!?それなら頼むとしよう。もちろんお礼はするよ」

「それは大丈夫ですよ」

「いや、いきなり頼むんだ。そこはさせてほしい」

「わかしました。それじゃえっと僕の家に来ますか?その自分が女の子の家に行くのは

あれなんで」

「君はお人好しみたいだな。まぁうちよりはいいかもな。そっちは迷惑じゃないのか?」

「ええ。わけあって今は一人暮らしなので」

「あぁさっき言ってた事か。それならお邪魔させてもらうとしよう。もちろん深くは

聞かないから安心してほしい」

「ありがとうございます」


そうして湧斗は初めて女の子を家に呼んだ。しかもクラスメイトでも男友達でもなく

年上のしかも美人な先輩が初めってだった。


楓は学校で仕事があるので湧斗は先に戻り準備をする。楓には家の場所を伝えたので

着いたら連絡してもらう事にした。


家のチャイムが鳴りドアを開けると楓がいた。


「お邪魔します」


楓は靴を脱ぎ湧斗の家に入った。湧斗はすでに自分を落ち着かせようとしていた。楓から

漂う良い香りが湧斗をより興奮させてしまっていたからだ。


リビングに行き、荷物を置いてそれからキッチンに立つ。


「それじゃぁまず見せて欲しいんですけど、包丁は大丈夫ですか?」

「あぁやってみるよ」


楓に包丁を渡してとりあえず人参を切ってもらおうとした。すると楓は人参を切ろうと

していたがその刃の向きがすでにおかしな方に向いていた。



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