美人教師と一緒に食事
湧斗はあかねに連れられて職員室に来た。あかねは自分の席に座り湧斗はその前に椅子を持ってきて
座った。自分の担任なのでいつも見ているのだがこんな近くで見ると美人というのが
よくわかる距離だ。
「ごめんねお昼に来てもらって」
「いえ。あの僕何かしましたか?」
「何もしてないわ。それが問題だから」
「部活とかは入れないですよ」
「ええ。あなたの事はわかってるからそういう事はいいけど、あなたがいつも一人で食べてるのが
ちょっと気になってね」
「そうなんですか。でも今は一人じゃないときもありますから」
「誰かと一緒に食べてたりしてるの?」
「たまにですけど、その常盤さんと」
「そうなの。あの子は明るい子だからね。でも一緒に食べるぐらいになるのはいいことね」
そう話をしながらあかねに弁当を食べてもいいと言われた。あかねも小さな弁当箱を取り出し
蓋を開ける。その後にあかねはさっきから気になっていた湧斗の弁当を見る。
「ねぇ本当にそれだけの量を食べるの?」
「はい。食べるのも好きなので。これぐらいは平気です」
「意外ね。でもこんなにたくさん、もしかして作ってくれる人がいるの?」
「いえ、全部自分で作ってます」
「全部!?」
「ええ。料理が好きなんで全然大変じゃないですよ」
「すごいわね。私も一人だから自分で作るけどこんなに作れないわ。ねぇよかったら一つ
いただいてもいいかしら?」
「いいですよ。味は自分用なんで保証はできませんけど」
そう言っている間にあかねは箸を伸ばして卵焼きをつかみ口に含んだ。そのうまさに
驚いた。
「これ凄く美味しいわ!まるでお店の料理みたいね」
「そう言ってくれるのは嬉しいです」
「もっと食べたいけど流石に悪いわね。よかったら私のも一つ食べてもいいわよ」
「それじゃぁ一つだけいただきます」
あかねが作ったのを食べる湧斗。しっかり味を噛み締めて飲み込んだ。
「美味しいです。あっさりしてるから食べやすですし」
「ありがとう。あまり誰かに食べてもらう事もないからどうかなって思ってたけど」
とそんな感じであかねと一緒にお昼を共にした。他の先生が途中で割ってくる事もあったが
それでもあかねとの時間は楽しかった。
教室に戻ると湧斗に話しかけてくる子がいた。遠子だ。
「新堂君!どこで食べてたの?探したのにいなかったじゃん」
「ごめん。職員室にいたから」
「職員室?そこで食べてたの?先生と?」
「うん。一応話を聞いてたりはしたけどね」
と話をすると男子達から突っ込まれた。あかねと一緒だったのかと。他の先生なら嫌だがあかね
なら説教でもいいから呼ばれたいと言う男子は多かった。
放課後。下校しようとしたらまたあかねに呼び止められた。何やらお願いがあるみたいで
待ち合わせをすることにした。
それまでは一度家に戻り、着替えてから外に出る。待ち合わせたのは近くの公園だ。
時間は19時。まだ少し明るい時間だが、すぐに暗くなる。
少しするとスマホから音が鳴った。あかねからだ。言われた場所に行くと車に乗ってる
あかねが見えた。なぜか緊張しながら助手席に座る。
そのまま連れられたのはあかねが住んでいるマンションだった。
なぜかさらに緊張が高まるが、おす見えないように普段通りにする湧斗。そしてドアが
開き部屋の中に入る。
「もしかして緊張してる?」
「ええ。先生の家になんて普通は来ない場所ですから。それに」
「女性、女の子の部屋は初めてだったり?」
「はい」
「じゃぁこれも練習になるかな。それと今は学校じゃないからね。リラックスしてね」
そう言われてもすぐには無理だった。いかにも綺麗にしてそうな感じがしていたあかねの
部屋はやはり綺麗にされていていい香りがしていた。
しかも今から着替えるといい湧斗を別の部屋に行かせる。少ししてリビングに行くと私服の
あかねがいた。
「なんかまた緊張してるかな?」
「すいません」
「じゃぁあなたが普通にできるよにキッチンで作ろうか」
「えっと、もしかして」
「あ、言ってなかったね。あなたの料理食べてからその忘れられなくて、どうしても
もっと食べたくなったの。もちろん他の人には内緒にしてね」
「わ、わかりました。えっと冷蔵庫にあるものは使っていいんですか?」
「いいわよ。それとどう作ってるかも見せて欲しいの。私ももっと料理が上手くなりたいから」
「わかりました」
それからあかねの好きな食べ物や嫌いな物などを聞いてそれに合わせて料理を始める。
湧斗も一緒に食べるので二人分を作る。
作ったのは麻婆豆腐と餃子、春雨やサラダそしてお昼に食べた卵焼きなどだ。もちろんあかねは
見てるだけで湧斗が一人で作った。
餃子も皮から作り、麻婆豆腐も少し自分が好きな味にしたりしていた。テーブルに料理を
運んで席に座る。
「ありがとう新堂君。急にお願いしたのに」
「いえ、料理を作るのは好きですから。それじゃぁ冷めないうちに食べましょう」
「ええ。それじゃいただきます」
あかねは卵焼きを一口頬張ると学校では見せない表情を見せて美味しそうに食べた。
一時間程で食べ終わり少しゆっくりしてからあかねが車で湧斗を家に送る。
「今日はありがとう。それからこれからもよかったら食べさせてね。私のもあげるから」
「わかりました。僕も楽しみにしてますね」
そうしてあかねは帰った。
翌日、この日は土曜日で学校は休みだ。なので普通なら朝遅くに起きたりするが湧斗はもう
習慣化されていていつも通りに起きていた。
朝食を作り、食べ終わって今日をどうするか考えた。ネットで色々見ていると近くで
大食いが挑戦できる店があった。しかも食べいれば無料になる。
湧斗はあまりそういう所には行かないようにしていたが、興味はあったので行くことにした。




