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ソロベン〜一人で自作の弁当を食べてたらいつの間にか注目される事に!?  作者: kida aotuka


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2/11

手作り肉巻き、初めての厨房での料理

屋上にやってきたのは同じクラスメイトの女の子、常盤透子だ。紫色の髪を後ろでポニーテールに

していて、スタイルも良い可愛い女の子だ。性格も明るい。


そんな彼女とは一度この屋上で会っていて、そこで食べようとしていた弁当を見て透子が

少々強引な感じで取って食べた。


そしてすぐにその料理の虜になったみたいで、また欲しいと要求してきた。なので湧斗は

なるべく合わない様にしているが、透子はすぐに追いかけてきていた。


「間に合った!さぁ飯にしよう」

「それは自分のって事だよね?」

「もちろん。でも、あんたのももらうよ。その為に私も作ってきたんだから」


透子も料理はする方でたまに弁当を持ってくるみたいだが洗い物があまり好きではないので

そこまで進んで作る事はしないらしい。


それでも作ってきたのは湧斗の料理が食べたいからだ。


「本当に美味そうだなお前の料理」

「ありがとう。常盤さんも良くできてるね」

「まぁ親の手伝いとかしてたからね。食べるのも好きだし。だったら自分でも作りたいって

思って始めたんだ」

「僕も同じかな」

「そうか。さて、どれをいただこうかな。やっぱりこれか」


透子が取ったのは肉巻きだった。


少し焼き飯にした御飯に肉を巻いてそこに味をつけて作ったもので、普通の御飯も

あるがそれとは別にも作っていた。


「美味っ!ただ肉を巻いてるだけなのに味が濃くて最高」

「ただお肉と一緒に食べるよりこうした方が味がつくからね」

「それにしても本当に量が多いな。本当に運動部みたいな弁当だ」

「自分で作ってくうちに食べる方も多くなってさ。そうしてたら食べる量が多くなって

気づいたらこれぐらいは余裕で食べるようになってた」

「体格は普通なのにね。うらやましい。私も食べるけど太るのが気になるからなるべく

量は少なめにしてるの」


そんな感じで透子と楽しく?お弁当を食べた。


午後の授業を受けてそれから放課後になり湧斗は下校する。帰りにファミレスによる。

湧斗もたまには外食をする。お店の料理を見てそれを自分で作ったり参考にしたり

しているのでこの町の飲食店はだいたい行っている。


店に入ると可愛い女の子が迎えてくれた。この店は女の子の制服が可愛いと評判で客も

男性の方が多い事もある。


「いらっしゃいませ新堂君」

「こんにちは名波さん」

「じゃぁあそこの席にどうぞ」


ウエイトレスをしている大学生の名波彩音ななみあやねだ。長くきれいな髪にスタイル抜群で

明るくいかにも人気のある女の子だ。


奥の席に座り、メニュー表を見る。そこまで頻繁には来てないが食べる量が多いのでだいたいの

料理はもう食べていた。


「今日は何にする?」

「そうですね。ここからここまでで」

「かしこまりました。今日は少ない方だね」

「お昼も結構食べましたから」

「それでもここに来て食べてくのは普通にすごいよ。全然太ってないしうらやましいな」

「たまたま太らない体質だからだけどね。その分燃費が悪いのがちょっとあれだけど」


その後彩音は厨房に頼んで別の接客をする。その間も他のスタッフ達と話ながら料理を待つ。

少しして彩音が料理を持ってきてくれた。


頼んだのはチーズハンバーグとエビフライセットに唐揚げ、スパイスチキンだ。ここは

そこまで高くない値段なのでこれぐらいなら高校生でも注文できる。


湧斗が食べ始めると他の客達が少ししてからみ始める。今は少ないがたまに量が多い時

なんかは本当に食べれるのかと周りの客が珍しそうに見てくる事がある。


湧斗は気にせず食べていく。今は一人なのでゆっくり食べるがそれでも二つ目、三つ目

となると客達がざわついてくる。


「なぁあの兄ちゃん本当にあれだけ食べれるのか?」

「はい。食べますよ。最初は私達も驚きましたけど、本当に全部食べるので感心したんですよ」


食べ始めてから30分程で湧斗は完食した。少しお水を飲んでいるとそこに女性が

やってきた。


「あいかわらずの食べっぷりだな」

「店長さん」

「いつも来てくれるとうちが儲かるんだがな」

「学生に期待しないでください。僕はもらってる分だけでやってるんですから」

「そうだな。まぁそれを増やしたいならうちで働くといいわ。料理もできるんだろ?」

「ええ。でも、うちの事もあるので働くのはちょっと難しいです。本当はあんな厨房で

作ってみたいですけど」


そうここの店長の高嶺麗華たかみねれいかが湧斗にこっちに来るように言った。言われて

ついていくとそこは厨房だった。普通はスタッフしか入れないが湧斗を通した。


「店長さんここ」

「あぁ厨房だ。よかったらお前の料理を見せてくれないか?」

「でも」

「お前が噂の高校生か。是非見てみたいもんだな」

「あぁ。食べるだけじゃなく料理もできるなら是非来て欲しいもんだ」


他の男性スタッフ達も話しかけてくる。そこに彩音も来て見てみたいと言い湧斗は

しかたなく作る事にした。


制服を借りてスタッフに一通り教えてもらいそこで来た注文を作る。初めてなのに

テキパキとした動きと迷わず調味料を選び焼いて包丁をさばいていく。


「本物だなあいつ」

「俺達よりうまいっすよ」

「店長」

「あぁ誘ってはいるんだがな。あいつの事情もあるから無理はできないよ」


そうしてすぐに注文の料理を作りそれを彩音が運んでいく。


「よかったんですか?自分が作ったのを出して」

「問題ないよ。あんだけ完璧に作ってるんだ。それで文句がでるならそいつの味覚が

バカなだけだ」

「同じ様に作ってるから大丈夫だと思いますけど」


その湧斗が作った料理を女性客が食べていた。そこで出たのは美味しいという言葉だ。

そこにいた彩音にお客は色々聞いたみたいだ。その事を彩音が伝えに来た。


「新堂君すごく美味しかったって」

「そうですか。とりあえず安心しました。それじゃ僕はこれで」

「新堂君いつでも働きに来ていいからね」

「あぁお前なら歓迎だ」

「そうだな。それともう一つだけ、頼んでいいか?」


店長に自分達も湧斗のを食べてみたいと言い、皆の分を作った。厨房の人達と

店長や彩音、他のスタッフ達も湧斗の料理を初めて食べた。


家に戻って部屋で着替える。それから鞄から取り出した封筒。そこにはお金が

入っていた。それは店長からもらったもので、本当は断ろうとしたが美人で

妖艶な感じの店長だがその圧におされてもらってしまった。


「これが初めての給料なのかな?でもそれも評価してくれたからだよな。どうしよう」


湧斗は本当は働きたかったが、家の事もあるのでそれを悩んでいた。とりあえず明日の

準備をして湧斗は就寝した。



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