表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソロベン〜一人で自作の弁当を食べてたらいつの間にか注目される事に!?  作者: kida aotuka


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/11

一人弁当(ソロベン)をする新堂湧斗

お昼のチャイムが鳴る。先生が教室から出てその後すぐに生徒達は食堂に向かう。ここ三星ヶ丘高校は

名前の通り少し坂を上った所にあり、通うのにも結構体力がいる場所だった。


なのでお昼になれば食堂に行き昼飯を食べる。ただこの学校は食堂と弁当持参が選べれるので

中にはお弁当を持ってくる生徒も少なくなかった。


彼もお弁当を持参する生徒の一人、一年三組の新堂湧斗しんどうゆうとだ。身長はやや高いが

体格は普通、容姿も性格も普通だが、一つだけ得意な事があった。


それは料理だった。


持ってきた弁当は自分で作ってきている。しかもそのお弁当は他の男子よりも多かった。湧斗は

作るのも好きだが食べるのも好きなので運動部並みに食べる。


「さて、いただこうかな」


この日は唐揚げ弁当風にして持ってきた。


弁当箱の一段目は米だけで二段目におかずがある。唐揚げのほかにもコロッケや卵焼き少しの

パスタそれからサラダもあり、湧斗はバランスを考えて作っている。


「だいぶ美味くなったな。作り始めた頃は見た目も味もダメだったけど、作るのは楽しかった

からそこから必死に練習したからな。特に一人で暮らすようになってからは」


湧斗はとある事情で一人で暮らしている。なので家の家事も料理も全部自分でやっていた。

最初は大変だったが、徐々になれてきて高校に入る頃には全部できるようになった。


お昼休みは一時間程なので少し早めに食べる。普段はゆっくり食べるようにしている。

食べ終わり教室に戻って午後の授業に出てそうして授業が終わり放課後になる。


部活には入っていないので真っ先に下校する湧斗。学校から家までは一時間程かかるので

その間にある商店街によって買い物をする。


スーパーで食材を集めてレジに向かう。この店も小さい頃から通っているのでここで

働くスタッフ達とも知り合いだ。


「いらっしゃい湧斗君」

「こんにちわ秋穂さん」


レジに居たのは美人でおとなしい感じの性格で、豊満な胸をしていて男性なら一度は振り向く程の

スタイルをしている水瀬秋穂みなせあきほだ。


彼女は人妻だが昼から夕方はここで働いている。だからかこの時間はいつもより男性客が多い

らしい。


「湧斗君時間あるかしら?私もう少しで終わるから待ってて欲しいんだけど」

「いいですよ。家も同じ方向ですし」

「ありがとう。じゃぁ時間まで待っててね」


それから時間になり秋穂が店から出てきた。一緒に帰る途中でも秋穂に声をかけてくる

男達がいた。湧斗がいてもおかまいなしにだ。なので湧斗は本当は怖いが秋穂を守る

為に声をあげていた。


「本当にありがとう。私がこんな性格だから」

「いえ、ぼ、僕だって男ですから。見た目はこんなんですけど」


そんな事がありながら秋穂の家についた。湧斗の家はここから少しした所なので家にあがり

一緒に料理をする事もよくある。


「じゃぁ今日はこれくらいですかね」

「ええ。ありがとう。湧斗君。うちに来ない?あなたとの両親とは良くしてもらったり

してるし、うちには子供がいないから」

「嬉しいですけど、自分の家がありますので、両親が不在の分自分がなんどかしないと」

「よく言った!それでこそ男だな」

「あなた!お帰りなさい」

「之明さん。おじゃましてます」


帰って来たのは秋穂の旦那の之明だ。スーツ姿が似合う渋い感じの男性だ。


「君ももう高校生だな」

「はい。之明さん達のおかげで高校生になりました」

「礼儀も良くしっかりしている。君なら私も迎え入れてもいいと思ってるが親が

いないわけではない。それにもう高校生だ。自分の事は自分で決める事ができるだろ」

「はい。なので嬉しいですけど秋穂さん」

「わかったわ。でもうちはいつでもあなたを受け入れるからね」

「ありがとう」

「さてそれでは食事しよう。君の料理は私も楽しみだ」


そうして二人と一緒に食事をしてから自分の家に戻った。家は一軒家で部屋で着替えて

から掃除をし、お風呂に入ってそれから明日のお弁当を作る。全部ではなく明日朝に

出来るように準備しておく。


少し勉強をし宿題をしそれから就寝する。時間は22時だ。学生なら夜中までゲームを

して夜更かしをしたいが湧斗はそういう事もせずしっかり夜は眠る。


朝になり、昨日準備したのをしあげる。朝は5時には起きて一時間程で準備をし

6時過ぎに家を出る。歩いて学校まで一時間ぐらい自転車でもいいが湧斗は

健康の為に歩いていく事にしていた。


そうして学校について授業を受ける。これが湧斗の日常だ。


午前中が終わりお昼休み生徒達は食堂に向かう。この学校の食堂は評判がよく生徒達は

いつも競争している。


それがいやでお弁当を持ってくる生徒も少なくなかった。


湧斗はいつも通り屋上に行きそこにあるベンチに座り弁当を膝の上に乗せる。


手を合わせて湧斗は言う。


「いただきます」


と屋上のドアがいきよいよく開いてそこから声が聞こえてきた。


「そのいただきます待った!」


やってきたのは同じクラスメイトの女の子の常盤透子ときわとおこだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ