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300文字でわりかしほのぼの  作者: たかさば


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新しい靴

 靴を新調した。


 社会人二年目。

 一年目に履いていた革靴は、親父からの贈り物だ。

 社会の荒波を乗り越え、道を駆け巡る事ができるようにと丈夫なものを用意してくれた。


 真摯に頑張った結果…靴の底はすり減り、ボディには穴が開き、修復できなくなった。


 仕事に慣れた事もあり、最近やや…気が抜けてきたようにも思う。

 ゆるみ始めた気持ちを引き締めるため、値段の張る革靴を購入した。


 履き慣れない靴は、使い勝手が…悪い。

 (かかと)を踏むなど言語道断…、毎回靴ベラを使うのが面倒だ。

 不満を感じつつ、仕事に精を出す日々。


 ある日、いつものように靴に足を入れると…踵がスッと吸い込まれた。


 相棒として、俺の足に馴染んだのだろう。


 …頼りにしているぞ。


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