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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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95/212

優しさ

ギルガメッシュとの決着から数か月後。

もうNF攻略から一年半が経過していた。

シズクとセナはそれぞれの家に帰っている。


「アル~、これなんですか~?」

「ん?」


アリスが段ボールを運んでくる。

覚えはないが、置き配できたようだ。


「なんだろ、これ‥‥」

「開けてみよっか」


カッターで開けてみると、白い箱が四つ出てきた。


「‥‥ゲームか? 【ミーティア】‥‥今度出る予定のやつじゃん」

「どうしてうちに?」

「あっ、懸賞って書いてある」

「兄さん、どうしたの?」

「おー優也、ミーティアってのが届いたんだけど知ってるか?」

「あ、それ僕だよ」


優也だったのか。

珍しいこともあるもんだな。


「応募したのか?」

「うん。その……」

「「?」」

「ゲーム内でキャンペーンクエストをクリアすると、ハワイ旅行があるんだ‥‥」

「「ハワイ⁉」」


ワイハ⁉


「それで、みんなで行きたくて‥‥」

「なるほどな! いいことするじゃないか、この可愛い奴め!」

「あはは、まあ、これもVR系だけど」

「優也君、どんなの?」

「バーチャルフルリアリティって書いてありましたね。現実世界を完全再現したCG世界にダイブするらしいけど‥‥あ、モンスターを狩るやつ」


結構面白そうだな。

またVRゲームだけど、これはそんなヤバいやつじゃなさそうだし。


「じゃあ、早速やってみるか!」

「あ、βテストは明日からね」

「なっ‥‥」ガクッ

「アル、そんな落ち込まなくても‥‥」

「兄さんはゲーム中毒だからね、面白そうなのは早くやりたいんだよ」

「…………」

「まあまあ、アル、膝枕してあげますから」

「…………うん」


(…………アルが膝枕させてくれた⁉)


アリスの足は柔らかい。

人工筋肉、人工皮膚で本物の人間と変わらない。

これが俺の嫁だ。


(…………いい匂いだな)


ふと、記憶が蘇る。

あの時、アリスとデートしたときの記憶。

本当にアリスは、優しいなぁ‥‥。


「…………ん?」


枕――アリスの脚が消えた。

そして、隣に気配が動く。


「…………アリス‥‥?」


目を開けると、目の前にアリスの顔が。

俺の隣に寝ていたのだ。


(…………まったく、こういうところは変わらないなぁ‥‥)



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