表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/212

もう一度

「せああああああッ!」

「ハアアアアアアッ!」

「せえええええいッ!」


片手剣上位剣技 《プロミネンス》十連撃。

細剣上位剣技 《プレメント・アクセント》八連撃。

大剣上位剣技 《アトレンク・クラーディング》単発上段斬り。


敵の腹に連撃を叩きこむ。

八層のダンジョンモンスター全てを足しても、こいつには及ばないだろう。

‥‥こうなったら―――――――、


(やるしかないのか‥‥)


もう一度、人前で《二刀流》を使うのは‥‥嫌だった。


剣神解放エクシア」に統合されても、二刀流だけはユニークスキルとして残っている。


「っ‥‥」

「きゃっ…………」


この間にもシズクとエイルが。目の前で、いや、俺と共に戦っている。


もう、迷ってはいられない。

思えば《二刀流》を初めて大衆の前で披露したのはディオンとの決闘の時だった。

今は、状況がまるで異なる。

しかし、誰かのために力を使うのは、まったく同じ。


《神約》が最強の防御だというのなら、《二刀流》は最強の攻撃。


「…………っ!」


ストレージからベールリオンと神威を実体化。

大剣を地面に突き刺し、代わりに二刀を装備する。


神経を《二刀流》特化に変更。


頭で高速戦闘スイッチに切り替える。

思考が加速する。

今もアリスとシズクが剣を捌いている。


「…………うぉおおおおおおおッ!!!!」


エイルが大鎌を弾いた瞬間。


俺はこの世界で初めて、二刀流スキルを人前で使う。


「せぁあああああああああッ!!!!」


二刀流突進技 《デュアルレイザー》。斜め下からの突き上げ。左で突いた後、時間差で右を放つ。


「二刀流‥‥⁉」

「アルタイル‥‥やはりか‥‥」


ここに、HF最強の二刀流剣士が現れた。


「二刀流の‥‥黒き剣士‥‥」


シズクの呟き。


「行くぞ‥‥」


《スターマーク・リオネル》連続十四回攻撃―――。

閃光と火花が空間を灼く。

連撃が、その骨を砕く。


《二刀流》

このスキルは最速の反応速度を持つ人間に宿る。

そしてNFでは、真の勇者の役割を与えられた。


「俺は‥‥負けない!―――――――負けられないんだぁ!」


十四連撃目の右上段斬り、頭蓋骨に大きなヒビが入った。


「…………凄い‥‥」

「アルタイル‥‥」


俺は死神から距離を取った。

その技を放つために。


二刀流剣技は、唯一無二の個性を持っている。


通常、スキルはステータスにより威力は増減しない。

元々会得したレベルのまま、威力は変わらない。


しかし二刀流は、それに当てはまらない。

敏捷度、筋力、それによって威力は増大する。

無限に成長し続ける剣技。


思い切り踏み込み、突進する。


「――――――‥‥ぁぁぁあああああああああッ!!」


二刀流最上位剣技 《デュアルイーター》。

接近し、腕をXにした状態から斬り開く。


未来を切り開く一閃。


「‥‥せ、ぁあああああああっ!」


死神は、ポリゴンとなって霧散。


しかしその後だった。

世界が終わり始めたのは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ