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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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血の大雨

「行くぞ!」

「おう!」

「ええ!」


その死神に突撃する。


片手剣最上位剣技 《スターブレイク・ノヴァ》

細剣最上位剣技 《コスモスター・レスティング》

錬成大剣剣技 《レーグ・クロフィネンス》


それぞれの火力技を同時に放ち切る。


しかし死神は関係ないと言わんばかりに鎌を振るってきた。


「せあっ!」


《リバーサル・カウンター》


「動きを妨害する!」


錬金スキル、岩制鎖錬ガンセイサレン


ボス部屋の床を変形させ、鎖として操作する。

その鎖で死神を拘束。


「行くわよ‥‥」


細剣単発技 《ストライカー》

一点から放たれる重い一撃。


「今よ!」


片手剣上位剣技 《プロミネンス》

十連撃。刺突と斬撃を織り交ぜながら、死神が纏う外套を斬り裂く。


「クソ、ダメージ入ってる気がしねぇ‥‥」

「ええ、効いていないみたい」

「面倒だな‥‥」


錬成スキル・大剣創造!


エイルは自身の身長を大きく上回る大剣を創造した。


「うおあああああああああああッ!」


大剣上位剣技 《スピニング・クラッシュ》

回転による遠心力、そして大剣そもそもの重さをのせた一撃。

それでも、ダメージが入らない。


「なんでだ‥‥」


その時、俺の目に飛び込んできたのは――――――――――

死神が地面に鎌を突き刺した状態。


「なんだ⁉」

「ぐっ⁉」


俺達を、重力が襲った。


(動けない‥‥⁉)


こいつは、重力を操れるのか――――――。


5秒、そこで重力攻撃が終わった。


ダッ、思い切り踏み込んで技を放つ。

片手剣単発突進技 《ヴォーパル・ブレイク》

鮮血を引き連れて放たれる刺突。


初めて、死神にダメージが入った。


そうか!こいつは重力攻撃の後にだけダメージが入るんだ‥‥!


「今だ!攻撃を止めるな!」

「了解!」

「――――――だあああああッ!」


エイルの怒号じみた叫び。そこから放たれる大剣の一撃。


「セぇえええいッ!」


シズクも細剣から連撃技を放つ。

細剣上位剣技 《アスティン・レイ》

九連撃技。


四撃目がヒットした瞬間、重力攻撃が再開された。


「このタイミングで‥‥!」


無慈悲に大鎌がシズクを襲い、腹を斬り裂いた。


「かはっ――――」

「シズク!」

「なにっ―――――!」


早く終われ!


硬直後に、俺とエイルの上位剣技。

《スターブレイク・ノヴァ》

《グレフィント・レントリ》


八連撃と六連撃が死神を襲う。


連撃を放ち切った直後、俺とエイルはシズクのもとに駆け寄る。


「無事か!」

「シズク!」


エイルが腰から取り出したのは魔法封石マジックストーン

一つだけ魔法を封じられるアイテム。

恐らく回復魔法の《ハイ・ヒール》だろう。

しかし、


「何故だ‥‥何故効かない!」


ストーンが発光しても、シズクの傷が塞がらない。


「どうして‥‥」


まさか―――――


「NFのダンジョンと同じ‥‥魔法アイテム封じの‥‥」


そう、七十層から発見された魔法封じ。

その場で発動するタイプではなく、アイテム、もしくは体に魔法を宿す《トリガータイプ》を封じる仕掛け‥‥。


「そんなものが‥‥。クソ、今ここでか………」

「いや、もしかしたら‥‥」


俺はストレージから一つ、紫の液体が入った小瓶を取り出す。


「回復ポーションか………」

「ああ、8層ボスの攻略報酬だ」

「そうか‥‥」


ボスは二度目以降の討伐ではランダム報酬。

俺は運が良かった。


「…………危ない!」


エイルが大剣で大鎌を防ぐ。


流石に待ってくれないか――――!


「ここは俺が凌ぐ!早くそいつを回復させろ!」

「すまない!」


シズクの口に瓶を押し付け、液体を流し込む。


この世界のポーションは高級品だ。ほぼレアアイテムだな。


ゴク、ゴク‥‥


シズクがそれを飲み干すと、その身体が発光した。


頼む。間に合ってくれ――――――!


このゲームでは、リスポーンが出来ない。

一度死亡すると、アカウントが消去される。

そして別アカウントを使おうとしても、生体認証で止められる。

事実上、死亡すると二ヶ月ダイブ不能。


「死ぬな、シズク‥‥!」


お前、セナを守るんだろ!

そして、


「お前は、俺と――――!」

「分かってるわよ」


シズクが目を覚ました。


「私は、アナタの‥‥お嫁さんだから」

「…………言ってろ………」


間に合った‥‥よかった‥‥‥!


本当の死でないことは分かっている。

だけど、あの世界を経験した後に、目の前で死なれるのは―――――死んでも嫌だ!


「旦那さんの前で、カッコ悪いとこ見せられないわね‥‥!」

(なぜか‥‥嬉しい‥‥アリスさんに勝った気持ちよ‥‥!)


エイルもHPが危険域だ。


「すまんエイル!」

「遅いぞ!」

「悪かったわね」


同時に技を放つ。


「せぁあああああッ!」

「ハアアアアアアッ!」

「せえええええいッ!」

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