ショッピングデート②
さあ、修羅場を始めよう。
はいすんません。
調子乗りました。
この状況で〇ねとか思ったやつは心が狭いよ。
なぁ、おい。俺が今、どういう気持ちか分かるか?おん?
俺は今………めっちゃ気まずいんだよ!
「あのー二人共?なんで俺の腕に抱きついてるのかな?」
「えっ、駄目?」
「いいじゃない、減るものでもないんだし」
(色々減るんだよな。俺の耐久値………だって周り見てよ)
周囲の目が痛い。
だって他から見たら女の子二人を侍らせてるクズ男にしか見えないでしょ。
うん、今否定できないだろって思ったやつ、ちょっと痛い目見てもう。
無想之終焉で消してやるよ。
まあ、現実じゃそんなこと出来ないんだけど。
あくまで仮想世界でな。
「ねぇアル、あれ見て!」
「ん?」
アリスが指さしたのは、ジュエリー店。
なんでこのタイミングでジュエリー店空いてんだよぉ!
アリスとシズクに引っ張られ、入店。
終わったー。
財布とか感情とか情緒とか色んな意味でー。
俺の目に留まったのは、二つの指輪。
宝石は青で同色だが、リング部分が金と銀で異なっている。
アリスとシズクが店をまわっている内に会計を済ませた。
神速。
まあ、懐がえげつないが。
金貰っててよかったー………。
「うーん、どれがいいかなー」
「これなんてどうかしら」
「あっ、いいね!」
二人も会計を済ませたようだ。
「お待たせ―‥‥って、アルどうしたのその袋」
「…………ほい」
袋から箱を取り出し、二人に渡す。
「えっ‥‥嘘‥‥」
「指輪‥‥」
「似合いそうだと思って、買った」
「…………ありがとう、アル!」
「大事にするわ」
その直後、二人が持つ袋が目に留まった。
「二人は何を買ったんだ?」
「はい」
「開けてみて」
見覚えのある箱の中には、青い宝石に黒いリングの指輪。
「…………考えることは一緒かよ」
「そうみたい」
「‥‥ふふっ」
指輪をそれぞれ指に嵌める。
どの指かは察してくれ。
この時、指輪の宝石がキラリと光った。
「さて、次行きましょう」
「えっ」
「行こう行こう!」
「ウソだろ‥‥」
まだ続くのぉ⁉
えーっと、財布‥‥ヤバい。
俺の金よ、さようなら。
まだ続くよー。
頑張ってテツ。
第32回電撃文庫大賞に申し込んでみようと思うのですが他にこれというコンテストはありますか?
もしよかったら感想等にお願いします。




