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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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47/212

アリスの目覚め、本当の創造神

朝が来た。

…………夢を見ていた…………。

どこか知っている家で目覚め、家族と平和に暮らす…………そんな夢。


「起きて、アル」


「ん…………むにゃむにゃ……おはよう………アリス…………」


「さ、行くよ」


俺は頭のスイッチを切り替えて


「ああ!」


と、朝一番の元気な声で答える。


ギルドの転移ポータルで移動すると、ボス部屋前には、もう大勢の冒険者が待機していた。


「皆、覚悟はできているだろうが、引き返したいものは帰って構わない。しかし、先を見たい者は…………剣を取れ」


ディオンの言葉に、皆が真剣な眼差しを向ける。


「さあ、…………行こうか」


扉が重く、ギギギ…………と錆びた音を出す。


そして完全に開くと、暗闇が現れる。


「突撃!」


ディオンの号令で全員が中に侵入する。


しかし、何もいない。


ボスはいない。


だけど、そんなはずはない。


「アリス…………?」


ビュン。細剣の剣先が、俺の顔を襲った。


「…………ッ⁉」


ナイトプレートで防ぐ。…………有り得ない。


「アリス君!」


「アリスの嬢!」


ディオンやカインも気付き、冒険者たちがざわつく。


「アリス…………いったい、どうしちまったんだ…………?」


今の攻撃、ライトベールを纏っていた…………。完全に、殺す気だ。


アリスの顔を覗くと、瞳の青が濃くなっており、表情は、まるで妖精の人形のようだった。


『驚いたかい』謎の声。しかし、何処かで…………


「 ! …………誰だ!」


『私は、この世界を創った者だ』


「…………っ、《最高神ゼウス》だっていうのか!」


俺の叫びに、一瞬の間。


『いや、ゼウスも私が創ったプログラムに過ぎない。この世界もね』


「プロ、グラム…………?」


その時、俺の頭に電流が迸る。


―――――〝俺〟は、誰だ…………俺は、俺は…………日本の、ただの高校生だ…………。


ようやく、思い出した。

俺の名前は、……〝星川鉄也〟だ。

そしてこの《世界》は…………。


『《ニューワールド・ファンタズム》。《クロノス》による始まりのフルダイブMMOさ』


「それでは………まさか…………」


ディオンのかすれた声。


『そう、アリスはNPCだったというわけさ。正式名称は、《アリス=セーフティリード》。アルタイル君を抑え込むシステムさ』


「俺を…………抑え込むだと…………」


『そう。気にならなかったかい?いつも助けてくれる、可憐な少女を。………君を助け、不要な成長を抑制する、それが彼女の役目。…………アリス・フリューレというのは、それを隠す〝偽物〟さ』


「………… ! ……貴様…………〝流川大智〟!」


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