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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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39/212

解放戦争の終わり

セイバーと同時の攻撃。俺達の雄叫びと同時に、力が増す。


「終わりだ…………ロゼラリアぁああああ!」


これなら、撃てる――!剣を握る力が増す。そして俺は、その力が籠った文を口に出す。


『流星よ。我の剣から溢れ出し熱により、空間を熱せよ!小さき火花で世界を照らし、明日への道を切り開く、閃光を生み出す只人の必然…………。それは、革命の軌跡なり!』


一瞬のタメの直後、俺はもう一度、その技を放つ―――――――――――――――。


「スターマーク・リオネル…………!」


雄叫びと共に荒れ狂う本能。神経が焼き切れそうなほど、限界を超えた動作。


完全詠唱により最大火力を生み出す。そして今までの二刀流の経験を全て出し切る。腕を振る速度が徐々に加速していく。人間を超えた剣。


「〝奪命〟!」


「まだ動け!アウェイキングセイバー!目を覚ませ!ここで止まるんじゃ、ねえええ!」


セイバーの眼が赤く輝いた。駆動音が大きくなり、膂力が爆発的に上昇する。


「エクス……カリバー!」


「ナイトプレート!ベールリオン!力貸せ!」


硬度が増し、切れ味も向上。


(これでも……!)


斬れない。大剣でも、二刀流でも……俺は……俺は!


―――英雄に――――。


子供の頃、父さんと爺ちゃん……母さんに読んでもらった古代の……いや、最初の英雄。その名は、《ギルガメシュ叙事詩》。


女神と庶民の間に生まれた男が、その国の王となり、神々に抗う物語。


「英雄になるんだよ!俺はああああああ!」


「自己顕示欲の塊ね!」


「そうだよ!俺はただ、誰かを救えればいい、それで満足する……それが、俺だあああああ!」


あと、もう少し―――。


「何なのよ、あんた達……!」


「俺は、俺だ!」


「俺達は!人間だ!」



《アウェイキング》は背部からエーテルを放出させ、光翼を発現する―――。

アルタイルが金髪、赤い瞳に。そして金のオーラを吹き出した。しかし魂は、アルタイル・アリエルのまま。そして、《翼》が発動―――――――――――。



「「うおおおああああああああああああああッ‼」」


女神を、殺した。


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