円卓の騎士と
「仲間?」
『儂の生前の配下だ。しかし天にいる魂を呼び寄せるためかなり負担が掛かるぞ?』
「構わない、やってくれ。」
『了解した。……我に忠誠を誓う者よ。我の呼びかけに応え、天の壁を打ち破れ。魂の限界を超えて我の前に現れよ!配下召喚!』
それは過去、女神に抗った『円卓の騎士』アルタイル=アリエルと同じ様に加護を持たずに加護を超えた者達。その中には女もいた。
〝賢者〟マーリン。〝王妃〟ジェニファー。〝王の右腕〟ランスロット。〝太陽の騎士〟ガウェイン。〝隠し子〟モルドレッド。〝悪の姉〟モルゴース。〝弓聖〟トリスタン。
〝聖杯の導き〟パーシヴァル。
他にもいるはずだが、これが限界か。
『我が配下よ。力を貸してくれ』
『喜んで!』
『十年前のお返しだ!』
マーリンは無詠唱でいくつもの火球を生み出してそれを放つ。
『僕も行くよ!』
パーシヴァルの槍。
『父上と我が弟に、この一撃を捧げます!〝エクスカリバー〟……〝ルプス〟!』
聖剣の継承。
『王の剣!これが我が魂!〝アロンダイト〟!』
守護騎士の一撃。
『私の夫に何してんのよ!あんた!〝乙女の戒撃〟!』
王の妻の鉄拳。
『我が妹の罪〝悔花〟』
戒めの姉。
『太陽の願いを王に!サンブレイク!』
太陽の騎士の願い。
『王よ!私達が道を開きます!その隙に!』
『トリスタン……』
『フェイルノート・カーテナ!』
剣を矢として放つ。その剣に配下の技が収束し一つとなる。
『王のために!我らが残せる最後の力!』
「『王城之運命!』」
魂の最後を全てぶつける。人間の魂が最も美しくなる時、魂の消失。
『お前たち、まさか……』
『ええ、王よ。私達はこれで終わりです。最後にまた会えて良かった』
彼らは手を振り、光がエイルに当たる。
「『今までありがとうございました!』」
「アーサー……」
『あの馬鹿どもめ、負ける訳にはいかなくなったではないか……』
その目には確かに涙が浮かぶ。
『エイル!やるぞ』
「ああ」
ベールリオンにアーサーを宿らせる。
『くっ……こんなに頑固な武器があるのか。硬すぎる……。』
「負けるな!俺がいる!」
「『はあああああ!』」
それは光を紡ぐ、希望の聖剣
「『弧を描く聖なる剣!』」(エクスカリバー)
「ロゼラリアああああああ!」
これでも神は殺せない。なら。
「今だ……みんな!」
『了解!』
『総員掃射!』
「アリス、やるぞ!」
「わかった!」
〝流星群の極地〟(スターロード・エクス)
「第六秘剣・最・草原真天叢雲剣!」
その中でも大きすぎる光を放つもの。
「竜剣奥義 竜滅断罪!吹っ飛べえええええええ!!」
魔と気の究極。かつて英雄王が最高神を倒すために使ったとされる奥義。
「あははは!私は神よ!」
『あれは女神などではない!あれは、化け物だ……!』
アーサーの評価は正しい。昔の民が信じた神とはあんなものでは無い。人が届かない強大な力を持ちなが
らそれを民の為に使う者。人はそれを、神と呼ぶ。
「神は死なない!故に無駄!」
《愛の光》!
桃色のレーザーが戦士達を襲う。それは追尾性能を持ち、何体もの戦闘機が破壊される。
「殺しはしないわ。大切な戦力ですもの。」
「戦力だと……⁉」
「ええ、男が他国を支配し、それを女が支配する!それこそが真理!」
「神ってのはぶっ飛んだ考えしてねぇと生きてけねぇのかよ!」
「『エクスカリバー・ルプス!』」
光の狼が走り出し、女神に向かう。しかしそれはレーザーによって消滅。
(クソ……やるしかないのか!)
俺の〝炎〟の最終奥義。しかしこれはみんなを巻き込む可能性が……。
「みんな!ここを離れろ!」
しかし俺の言葉にみんな首を横に振る。
「何してんだ!早く……」
しかし、彼らは自身の武器を構える。
「みんな……」
(……奥義の前の布石を打つ!)




