解放戦争
『話は纏まったか?』
「おうよ!」
『よかった』
「ところでアル、その人?は……」
「ああ、紹介するよ。大隊長のエイルだ」
「どうも」
「こちらこそ」
「すまなかったな。君の仲間を傷つけて」
「いや、気絶に抑えてくれたんだ。それに、そちらの事情も理解しているつもりだ」
コックピットを開けて話すエイル。
「俺達も協力するよ」
「うん」
「いいのか?依頼が……」
「依頼以前の問題だ。解放しようぜ!」
「師匠……」
「私も頑張る」
「アリス……」
『おいおい、俺達も忘れてもらっちゃ困るねえ』
そこには起き上がった一番隊。二番隊、三番隊も……。
「みんな行こう!」
城には誰もいない。――人間は。
「来たわね。反逆者」
「ああ、来たぜ……女神!」
俺はナイトプレートを背中から引き抜き、片手剣突進刺突技 《ソニックシュート》を発動。しかしそれは光の壁に防がれる。
「神に勝てると思っているのかしら?」
「思ってるさ……エイル!」
「ハアッ!」
エイルは機体から降りてベールリオンを手に殺意を込める。
「〝王の剣〟!」
これも防がれる。
「エイル!受け取れ!」
「こっちも!」
俺は神威を投げてエイルはベールリオンを投げる。
そして俺は炎を発動。神威と俺の身体に同時に炎が宿る。
「「〝双炎〟!」」
二刀流の炎、そして刀の炎。二つの炎の力。
「「ハアアアアアア!」」
光の壁を打ち破る。理不尽は……俺達の剣が砕く!
(カイン、力貸せ!)
「〝陽炎〟!」
三点から炎を解放する。
「吹っ飛べえええええ!」
炎でロゼラリアが後ろに飛ぶ。
「こんなものかしら?」
(傷一つないのかよ!)
「んな訳ねえだろ!」
神威を俺に、ベールリオンをエイルに。
「神威!〝炎我突撃〟(フレイムストライカー)!」
炎の渦を身に纏い突進する 《竜牙突撃》の炎版。それを攻撃の瞬間に剣先に集中。
「うおりゃあ!せいっ!」
〝我突・六連〟
超高速の連撃。しかしこれでも奴は無傷。
「無駄よ」
女神が手を振ると突風が巻き起こり、王の間は吹き飛ぶ。そして俺達も外に飛ばされる。
「ぐっ……」
「まだだ。お前だけは、絶対に……許さない!」
エイルの気迫が強くなる。
「アーサー!感度上げろ!」
『よかろう』
「うおおおおおおお‼」
融合深度百%!英霊覚醒!
『エイル。命を賭ける覚悟はあるか?』
「当たり前の事を聞くな……」
『……分かった。では仲間を呼ぶとしよう。』
「仲間?」




