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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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自由の翼

「《竜牙突撃》!」


「女神よ我に力を………《神の閃き》!」


刺突と斬撃はぶつかり合い、互いに後ろに吹き飛ぶ。


「〝飛剣〟!」


炎の斬撃を飛ばす。そして機械の腕に炎を集中。その炎は小さい爆発を生む。


「〝爆炎斬〟!」


腕から出た爆発の直後、太刀で切りつける。


「《小鬼殺ノ太刀》、真の力を見せろ!」


太刀と腕から溢れ出るのは闘気。刃を闘気の波が覆う。


「〝飛天・残影〟!〝十文字斬り〟!」


十文字の光の軌跡。それが騎士の剣と衝突。


「女神に勝利を、我に勝利を与えたまえ!」


そう言って騎士の剣から闘気が溢れ出る。それは加護の力を最大限に発動させた。


「《女神の制裁》!」


闘気の斬撃をサイドステップで躱すが地面が大きく抉れる。前に戦った時にはここまでの力は無かったはず。いや、こいつはあの時闘気を使っていない。俺達はスキル同士で決着を付けた。けれどこいつの本来の戦い方は、剣術士。闘気を使った戦闘法。


これが奴の本当の強さ!


「すまなかったな。あの時は闘気を使わなかった……剣士として詫びよう」


「いや、いいさ。だけど今、決着を付けようぜ」


「……いいだろう。闘気全解放!」


「トレース……アリス!」


俺が新たに学んだのは今まで出会った人の戦い方。それを自身の身体でトレースする。この国の言い方で名付けるなら。


「〝英雄憑依〟!モデル・アリス!」


「《ロゼラリア・クラン》の騎士よ!私に力を託してくれ!」


「《ストライカー》!」


「《裁きの一閃》!」


神速の攻撃の衝突。太刀と両手剣が限界まで速く動き出す。


「モデル・カイン!〝飛天残影〟!」


空間を抉りそれを太刀に纏わせる。


「〝飛天纏い〟〝次元斬り〟!」



残した斬撃を飛ぶ斬撃で押し出す。


「〝飛天十裂衝〟!」


「《光の裁き》!」


「ハアアアアアア!」


「セアアアアアア!」


光と光のぶつかり合い。鍔迫り合いに持ち込む。


「そろそろ終わらせようか……!」


「いいだろう……」


俺はとある疑問をぶつける。


「あんたは何故あの女神に従う?」


「……難しい事を……私はあの方に救われた。だから従う。いや、私も本心では抗っているのかもしれないな。私は神を守る騎士として戦う。……騎士は民を守るものだろうに……」


最後に奴が言った言葉は確かに俺の耳に届いた。


「……迷いは捨てねば……」


「……行くぞ」


「来い!」


「《小鬼殺ノ太刀》……」


「《光の軌跡》!」


斬撃が触れ合った瞬間。叫ぶ。


「〝絶撃ブレイク〟!」


騎士の剣を叩き折り、俺は腰の鞘に刀を納める。


「あんたの負けだ。クラデオル。」


「……騎士として負けを認めよう。こんな事を言える立場ではないことは分かっている…………しかし一つ。一つだけ頼みを聞いてくれないだろうか…………」


一呼吸。


「あの悪女を、倒してくれ…………!」


「…………任せろ」


ガチャン、と神威から音が鳴る。そしてあの時と同じように頭の中にイメージが……。


(これは俺の力…………英雄の炎よ。力強く、燃え上れ!)


「炎よ、俺の…スレイブ達の翼となれ!…………〝自由の翼〟!」


俺の背に炎の翼が現れる。その翼は羽ばたき、俺は空を飛ぶ。

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