表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/212

ブリタニア王国の奴隷

俺が街を歩いている時だった。その時、俺の身体から赤炎が溢れ出す。もちろん神威は持っていないし、金庫に入れたので誰かが抜いたというのもない。これは、何かに反応しているのか?


「やあ、ギルガメッシュ」


「は?」


長い黒髪の女性。しかし今なんと?俺がギルガメッシュだって?冗談じゃない。


「あんた誰だ」


「おや、まだ記憶が戻っていないのかい?う~ん困ったなぁ。ロゼラリアがそろそろ黙っていないと思うし。名前だけ名乗っておくよ。私の名前は《エンキドゥ》。君のお嫁さんだ」


「はあ⁉」


「じゃあね」


そう言って彼女は姿を消した。俺の炎も静かに消える。


「何だったんだ。一体」


ピコン、ピコン、その音は冒険者カードから鳴っていた。その部分をタップすると


『今すぐ冒険者ギルドに来るように』


と表示された。内心戸惑いつつもギルドに向かう。


「アルタイルさん、こちらへ」


職員に案内され、入ったのはギルドマスターの部屋


「《黒き剣士》くん。君に強制任務が発令された」


「え?」


マスターから言われたのは意味不明の言葉だった。強制任務、つまり拒否権なし。


「一体誰から……」


「愛と平和の女神。《ロゼラリア》」


「ロゼラリア……」


あの騎士の主神。


「依頼内容は《ブリタニア王国》の救出」


「ブリタニア王国っていったら……」


「ああ、神の加護を受けず、《科学》で国防を行っている自衛国」


「そんなところで一体何を」


「ブリタニア王国は未だに奴隷制を行っている唯一の国。国防も彼らに一任されている」


「無茶なことを……」


「そしてそれを勧めている者こそが、ロゼラリアなのさ」


平和と愛の女神が奴隷制度を?――マジで?


「第一、そんな国なら俺は何をしろって……」


「戦線に加われとのこと」


「……はあ?」


次の日俺は《アースリア》を出る。


王国北部戦線第一戦団隊長。通称、《ブレイバー》


「コードゼロワンより各機。間もなく接敵。戦闘準備」


『二番隊了解』


『三番隊了解』


『《ブレイバー》、今回の敵は?』


「大型モンスター 《レッドドラゴン》」


『そうか。…総員神経接続開始』


二番隊隊長コードネーム《ブライト》。俺を含む全員が首の後ろにある装置を座席の装置に繋げる。


『神経接続完了。網膜投影開始。……完了。機体OS起動。PS -68《セルウス》。起動。』


「起動コードPZAX7」


『認証。』機械からの音声。


「王国北部戦線第一戦団隊長。コードネーム 《ブレイバー》。」


『起動完了』


「エイル・ローグ《セルウス》、出る」


王国所属人型歩行戦闘機PS-68 《セルウス》。モンスターに対抗するために人間が造ったもう一つのモンスター。神経接続システムにより思った通りの動きを補助する。


しかし鉄で造られた巨人は余りにも複雑。そして脆い。速度を活かす為に削った装甲。


そこで王国の女たちは俺達 《スレイブ》を乗せることにした。それにより人的損害は皆無。死んでいるのは家畜のみ。


「……ふざけるなよ」


操縦桿を握り締め、背部エンジンの出力を上げる。


「AZ-67振動長刀起動」


背部に格納された長刀を機械の腕が握る。


「……せあっ」


竜の首を斬り飛ばす。


そこには竜の首以外にも他の 《セルウス》や小型機動兵器PS-67 《ロディオン》の残骸が横たわっていた。俺が到着するまでに死んだ仲間の分だろう。絶命三十二。重傷六十七。


「……」


俺はブリタニア王国陸軍准将。コードネーム 《ブレイバー》。


本名 《エイル=ローグ》。そしてもう一つの異名は 《死神》。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ