推しに監禁された件について
(ここは・・・・どこだ?)
シンが気が付くと見知らぬ家にいた。
(俺・・・高校から帰っていたはずだよな・・・って・・・俺拘束されとるやんけ!)
そう、手足がロープで縛られていた。椅子に固定まで・・・
(誰かに恨まれるようなことしたっけ?)
その時・・・・部屋のドアが開く。
「!」
その人物は・・・・
「神崎ユイ!?」
「あ、起きたんですね」
(どういうこと?俺、推しに何かしたかな・・・・それなら命差し出すけど・・・)
「すいません、私が貴方を監禁したんです」
(やっぱりね!!!!!)
「暗いので電気点けますね」
「なんだこりゃ・・・」
明るくなったその部屋には・・・・シンの写真が壁、天井が見えなくなる程貼ってあった・・・
「ほんとになんだよこれ・・・」
「なにってシン君の写真だよ?」
「盗撮か?」
「まあね」
(イかれていらっしゃる・・・・)
「なんで俺は縛られてんのかな」
「逃げないようにです」
「普通に犯罪やで?」
「大丈夫です・・・・私とあなたが結婚すれば犯罪じゃないです!」
(イかれてる・・・)
「そうだ!おなか減ってるでしょ」
「はいあ~ん」
(うん、何この状況・・・・気付いたら推しに監禁されてしかもカレーをあ~んで食べさせてもらうって・・・・)
「おいしい・・・」
「よかった・・・」
(まあ天国といえば天国だよな・・・推しに結婚申し込まれてるって・・・イカれてるけど・・・・)