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ニューワールド・ファンタズム  作者: 乙川せつ
第一部-ニューワールド編

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抜け穴の武者

抜け穴とは、ダンジョンに空いた穴で、そこからモンスターが出現する。

ダンジョンは半径一○○㎞はある。この村も余裕で範囲内だ。

その時、村の反対側でズパーン!と爆音がして俺はそっちに走る。

俊敏度を最大限発動して全力疾走する。そこには巨大な獣武者と四人の冒険者が。


「加勢する!」


俺は剣を抜いて武者の前に入り


「ハアァァァァ!!!」


片手剣水平単発技 《アインル》


一文字の光が残る。


「私たちが引き付ける!その間に攻撃を!」


遠距離単発弓技 《ロンテス》


矢が武者に直撃して武者は弓使いを標的に定める。武者は大剣を肩に乗せるように構える。


大剣単発重突進技 《シントー》


弓使いに急接して来た武者の攻撃をタンクが受け止める、が


「うわああぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁ!!」


タンクはそのまま吹き飛ばされる。


「なっ――」


俺は驚愕した。アリスの上位剣技を受けた時の俺でさえ、あそこまで飛ばなかった。

タンクはそのまま木に直撃して気絶してしまう。


「……っ」


単発上段突進技 《スイード》


背中に直撃するが傷を与えた程。


「連携技行けるか!」


俺の問いに二人の盾持ち剣士がおう、と答える。


片手剣垂直技 《リンター》


両手剣水平技との連携。


二種類の技三撃が直撃して、武者がよろめく。この隙を逃さないように俺はスキルを発動する。


片手単発突進技 《ソニックシュート》。


武者の右横腹を抉る。すると武者が全身に力を込めていた。俺はそれに気付き、防御態勢に入る。一瞬のタメのあと武者はその大剣を全力で突き出してきた。


「……っ!」


片手剣反撃技 《アンタル》


足、腰、肩、腕、剣を連動させ、固定することでその重量を弾く。しかし余りに重く俺の右手が痺れてしまう。


「ぐ……っ」


無理矢理手を握りしめて構える。そして俺は驚愕した。武者の口の中から炎系虫モンスターの《フリント》が這い出てきた。あれは全身から炎を吹き出す害虫。


あの虫が炎を吹き出した先は武者の大剣。剣に炎を纏わせ、片手で構える。それを振り払うと炎という形を持った斬撃が俺たちに押し寄せてくる。俺達は体制を低くして回避するが、俺達の後ろにあった森が燃えてしまう。あの美しい森を傷つけた奴に対する怒りを剣に込めて俺は俊敏度を全開にして接近、すぐさま連撃を叩き込む。


片手剣四連撃技 《エクシア》。


《エクシア》は武者の巨躯にヒットする。そして俺は後ろに回り込み、右膝の裏を斬りつける。俺の想定通り武者は膝を付く。このチャンスは逃さない。


片手剣水平六連撃集中技 《パーティクル・リンク》。


通常の六連撃技の《パーティクル》の派生技。


連撃で一点を攻撃。胴体に隙が生まれる。これが狙いだ。片手剣二連撃技 《スラット・リンク》で胴体を掻っ捌く。武者は呻き声一つ上げずに死んだ。そこには炎に侵略された森と、武者の魔石だけが残った。


私、刀の一族の生き残り 《シーナ=アインハルト》は森で戦いを見ていた。そして《彼》を見た。黒き剣を振るう黒髪黒目の少年。四つのスキルを発動してとどめを刺した瞬間、彼の軽装備な灰色のコートが黒いロングコートに変化してすぐに戻った。それを表すなら、《黒き剣士》。

私は事後の報告書の最後に《黒き剣士》の名前を書いた.

《アルタイル=アリエル》。


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