リムジンイン理不尽
言いたいだけ
「正直もっと慌てて欲しかったわ」
「いや距離感に慣れた、なんか弟として見られてるかなって思えばそんなもんだ」
「近所の男の子が綺麗なお姉さんにドキドキしてたみたいな感じか」
「おねショタ…?」
「愛華さんは絶対にしちゃいけないやつだから知識としてそのまま封印しといてくれ」
「なんかからかいがいがなくなってきたわね」
ならもうからかわないで貰いたいものだ。
「というかおねショタ知ってるのか、意外とそっち系の話も出来るのか」
「人様の彼女にセクハラするんじゃないよ拓也、美香さんにバラすぞ」
「大丈夫大丈夫、助手席に乗ってるからもうバレてる」
「いるよー、聞こえてるよー」
「おねショタは悠斗から聞いたわ」
「いつの話?」
何それ知らん、気になる…は気になるが、
「家に行った時にそういう本を探したら出てきたわ、本棚の中に普通に入ってたわ」
「なるほど木を隠すなら森の中…ベッドとかに隠すよりバレなさそうだなソレ」
答えるんかい、いやまぁなんか王道なことをしてるなぁ…家に行ったという話は誰も突っ込まない。というか…。
「拓也はもう美香さんに全部バレてるだろ」
「バレてるよー」
「…もう最近隠してすらない」
「それは…いっそ清々しいな」
まぁ俺はバレる相手いないから無敵だな!
というかそもそも無いのだが。
「そういえば蒼空の家であんまり見た事ないや」
「際どいラノベ系の小説だけ買ってるからな」
「買う覚悟が無いから無傷なのはなんかバグ技みたい」
「お、悠斗起きたか」
「うん今起きた…どんな状況?」
突然悠斗の乱入で全員びっくりしたが、いやまぁいるわけだしこんな喋ってたら起きるは起きるが、おねショタの話はバレてないようで助かった。
「いや待て買う覚悟もそもそも未成年だから買ってる方がダメだろ」
「俺はネットで買ってるから」
「僕も」
「あ、隠さないんだ、一応女の子2人いるよー?」
「…え」
あ、これ愛華さんにはもうバレてるから問題なかったけど、美香さんいるの知らなかったヤツだな。
「…うん」
「いや突然黙るなよ、マジっぽいじゃねーか」
「だって拐われた時に居なかったから…」
「あ、やっぱ拐われたんだ…鍵はちゃんと閉めてきたよね?」
「それは確認させたよ」
「あと膝枕に関しては何の反応も無いのお兄さん悲しい」
「……」
「いやだから、無言で戻るな、マジっぽいじゃねーかって」
「蒼空、これはやってますよ普段から」
「いや、うんなんかいつの間にか子どもが成長してるってこういうことなんだな…」
「もう私に染められたのよ悠斗は」
「逆…だし、羨ましいとか言えばどっちがになるから言わないが…敗北感が凄い…」
「蒼空…いやそれに関してはどっちもだろお前」
「ノーコメント」
私だって!
愛華さん色に染められたかった!
悠斗を自分色に染めたかった!
……いや料理の味付けを少しづつ変えれば事実上俺色に染められるのでは……?




