曖昧、I MY
はい
「回収しに来ました」
「あぁどうもありがとうございます」
メイドさんにおせちを渡す、作ったものは1月1日…つまるところ明日には彼らの手に渡るだろう。
いい仕事をした。
「もちろん報酬はあなたの銀行内に振り込んで起きましたので後ほど確認くださいね」
「了解しました」
「ところで、悠斗さんはいますか?」
「あぁいますよ、呼んできましょうか?」
「えぇ少し話がありまして」
と言うので悠斗を呼ぶ。
程なくして悠斗が出てくる。
「じゃ、俺は戻りますね」
「はい、悠斗さん、こちらなのですが…」
と何やら会話してるのを横目にキッチンに戻る。なんだかんだ間に合ったから良かったが、片付けは終わってないのだ。
ということで洗い物していれば悠斗が戻ってくる。
「何の話?」
「なんか、うちの家の補修が長引きそうなんだって」
「あー…三賀日なんて基本そうだろ、なぜギリギリで施行させたんだよ」
「あと拓也が3日にこっちに来るって」
「…お前をここに置き続ける作戦だな」
「まぁ1人泊めてんだからもう1人増えても問題ないな!って泊まりたいだけだと思う」
「なるほどな、なんか言いそうだが、まぁ正月は正月でゆっくりできるしまぁそんくらいはいいか」
「いいんだ…」
「ほら、明日の予定はお前はあるかもしれないが俺はないからな」
どうせどっかの氷姫さんが迎えに来るだろうし、俺は寝正月安定だな。まぁ普通に疲れたのもあるが。
「じゃ大晦日の真昼間なので寝てくる」
「接続詞違うと思うけどわかった、誰か来たら対応しとくね」
「任せた」
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「俺は思うわけだ、こういうのは誘拐と言うんじゃないかって」
「いや、友人が寝てたから俺が優しく運んでやったんだ、感謝して貰いたいな」
「…ここどこ」
拓也が目の前にいて、自分の寝てる場所がいつもと違う感触なので確実に家では無いことはわかったが、正直何が起きてるか分からないしそもそも寝てから何分経ったかも分からない。
「リムジンの中だな」
「そうか…何故?」
「…それよりだな、お前は寝惚けてるのかもしれないが相当すごい絵面だぞ」
「…?」
よく分からず起き上がろうとすればそっと頭が戻される。
「いきなり起き上がらないで貰える?驚いたわ」
「…ごめん今どういう状態?」
「一言で言うと愛華さんに悠斗共々膝枕されてる」
「何故?」
いや何故?
「最近悠斗が嫉妬してくれて嬉しいの」
「説明になってないはずなのに何故か分かるなぁ」
どうせ膝枕したら嫉妬して自分もして貰ってる感じなんだろうなぁ
「まぁ概ね想像の通りでは無いぞ、思考自体は間違ってないが」
詳しい経緯を説明してもらったが何故か拓也が俺の隣に愛華さんを配置しその反対側に悠斗を設置して俺が寝てるから愛華さんの方にもたれてしまったらしく、悠斗が嫉妬してもたれようとしてた所を拓也がニヤニヤしながら見てたらそれに恥ずかしくなってなんやかんやで寝たらしい。なんやかんやでってなんだよと思うがまぁそこはいい。
その後2人を肩に置くのはさすがにツラいとのことで膝枕にした、との事らしい。
「なるほど説明はわかったけど、解放してくれませんかねぇ」
「ダメよ、寝てなさい」
「起き上がらせろー」
「何だこの2人」
「おい今心の声漏れたぞ」
正月というイベントに拓也が蒼空を誘拐しない選択肢はあっただろうが、いや、ない(反語)
愛華さんは
「みんなで正月パーティーするから来るか?」
「行くわ、もちろん悠斗も来るんでしょう?」
「いやみんなだしな、日菜さんは…どうしようか」
「私が聞くだけ聞いとくわ、拾うなら返事来てからでいいでしょう」
「あ、助かる、あとあの二人はゴネるから無断な」
「もう慣れてるわね」
「あいつらのことなら任せろ」
蒼空宅
「はーい、すいませーん今家主寝て…ってあれ拓也…と愛華?どうしたの忘れ物?」
「えぇ、2つほど忘れたわ」
「何を…ってわぁ」
「反応弱いな、いつ見ても」
「…あー、蒼空は寝てるよ2階で」
「慣れてるわね」
「拓也のことだからそうかなーって」




