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リレーでしっかり頑張るらしい

そういえば言い忘れてたけど

清野一輝くんです、一輝くんの苗字は清野、でございます。

さらに色んな種目を行い、残すところリレーとなった。


「よーっし、行くぞ…って悠斗どうしたソレ」

「えっと…ほら前見えないと負けるかもだし、せっかくだから勝ちたいなって」

「いやそれはそうだが…いいのか?」


割と後ろからざわめきが聞こえてる。

ピンで髪留めてるだけとはいえ顔はいいし普通になよってるところを除けば超優良物件だしな、目立ちたくないからこういうことしてないのは俺と拓也は理解していた。


「ま、悠斗も覚悟決めたんだろ、ほら行くぞ蒼空」

「…ふっ、まぁそうか、そうだな、じゃお膳立ては任せとけ悠斗」

「俺もお前らと違ってそこまで仲良くはないけど、しっかり手伝うぜ」


よしよし、さてトップを張るのは俺だ。


「任せろ、全員ぶっ飛ばして1位のまんま、一輝、てめーにバトンを渡す」

「1人の男がカッコつけてんだ、俺らも便乗するぞ」

「なんだお前ら、悠斗のこと好きすぎか?」


一輝に笑われるが俺ら2人はやつに振り向き一言、


「当たり前だろ、親友なんだから」


ということで暑い中、友情に燃える俺らの熱いリレーが始まる。


《それでは、いちについて、よーい……ドン!》


スタートダッシュは完璧、一番で抜ける。


『さぁ!3年のリレー前の最後の種目、2年生による4人リレーがスタートしました一番に抜けたのは2組の明野くんです!とてもやる気に満ちています。聞いたところによると最近告白して振られたらしく、彼女はいなそうです!』


おい実況!何バラしてんだ!ツッコミしたくなるだろ!


『次に続くのは3組の熊谷くん、彼も一昨日「俺の勇姿を隣で見ててくれ」とかっこよく告白したところあえなく撃沈したそうです!振られた2人が1位2位を争っているぅ!』


熊谷ァ!お前もか!っじゃねぇよ!実況め!何暴露して、ほら熊谷くん減速したじゃねーか!公開羞恥もいいとこだよ!


『さて次に続くのもー、おっとこれも振られ…っとここで2組のバトンが第2走者に渡る!』

「一輝!任せた!」

「任せろ!羞恥の中よく耐えた!」

「それはやめろ!!!」


とバトンを渡す、さりげなく次に続くやつが気になるが、まぁ勝負の世界だ仕方ない。いやでも気になるな……。


『さてバトンが渡った清野くんですが、こちら特にそういった情報は寄せられてません!それを見越したこのリレー、なかなかに策士だー!』


ツッコませたいのかなあの実況は!いやまぁ一輝のそういう話は聞かなかったけども…。


『2組に続いて1組、3組と続く!4組は追い上げることが出来るか!』


熊谷くん…抜かれてる、まぁ恥ずかしかったよね。


『ここで2組のバトンが第3走者の大塚くんに渡ったー!彼の話は話すとこちらが惚気で砂糖を吐いてしまうので割愛します!』

「懸命だな」

「…彼女持ちは羨ましいな」

「お、振られた熊谷くん、もしかして君も氷姫に?彼女と同じクラスだよね良くもまぁあんな恥ずかしい告白を…」

「別の子だけど!?そんな恥ずかしい告白を氷姫にしようものなら罵倒と噂で今日来れてないわ」

「それもそうだな…」


『さぁ最終走者にバトンが渡ったぁ!1位は2組のままだが、1組が追い上げているぞ!逃げ切れるか!』


最後の方はふざけないのか…そりゃそうか。


「最初だけかよ…」

「ま、諦めろって、最初に走るヤツはお調子者が多いだろ?って」

「ははは、それもそうだな」


と熱く拳を交わす。


『2組がそのまま、逃げ切ったァ!!!1位!2組です!そして1組、4組、3組の順にゴーーーール!!!』

「負けてんじゃん」

「俺がクラスで一番速いから」

「最初に1位取って逃げ切りってことか、いい戦法だ」

「お前らもそうみたいだけどな」

「いやいやうちのエースは悠斗だぜ?アイツ遅いだろって油断してるヤツらに絶望を与えるんだよ」

「お前もなかなか悪いヤツだな」


ははは、と謎に熊谷と仲良くなりつつ、俺らのリレーは1位という結果で幕をとじた。

××「…かっこ、いいな……悠斗くん」


…この、少女は…?!

(いい加減メインヒロインの影くらい出せとか思われてそう)

まだ出ません

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