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バカと天才は紙一重

短くなった、前回の続きと考えれば…誤差か!

「出ましたね、休日の過ごし方みたいなの」

「そうだね、ここも人が少し増えて悲しいよ、特に変装しないといけないのがね」

「その代わり炎上もしてましたね」

「そりゃ君のおかげだよ」

「だから誘ったんです?こんな平日に」


水曜、家に帰ろうとしたら突然イケメンに攫われたわけで、件のカフェでお茶をしていた。


「人の秘密をバラすなら、闇をバラされる覚悟くらいはしてもらわないとね」

「因果応報、やられたらやり返す、常識ですね」

「いやー、君が未成年じゃなかったらいいバーを紹介するんだけどね」

「酒の趣味は合うんですか俺らは」

「合うさ、性格が同じだからね」


意外とこのイケメンに対し、フランクになっている自分に驚きつつも結局こういった人当たりの良さってのが好かれる理由なのかもなとも思いつつコーヒーを一口。うん美味い。


「なぜ人の秘密を暴きたがるんでしょうね」

「そうだね、僕も秘密を持ってる方がミステリアスでかっこいいと思うよ」

「そういう話じゃないでしょうに」

「みんな秘密が怖いものだよ、例えば好きな人が秘密裏で付き合っていたら、仲良しグループが自分のいない所で会っていたら、不安になる、だから秘密を暴く。秘密はなければこんな心配要らないからね」


納得してしまう。確かに怖いものだな。


「噂もそうだ、その人の秘密を流せば真意を知れる」

「…反応に困りますね」

「噂ってのは何処にでも広がるものだよ、君は愛されているね」

「……」


知らないよそんなモノ

嫌な気持ちが蠢くのを感じる。愛?そんなものは知らないと心が嗤う。いや見せちゃダメだコレは。

隠し、平穏を演じろ…。


「そう、なんですかね?」

「…やっぱり君はこっちの道に向いてると思うな?まぁ僕は役者だから無粋なことはしないで置こう」


バレてるらしいが反応してくれないとの事。ならばそのままでいいだろう。


「それじゃ、コーヒーごちそうさまです。次誘う時は少なくとも1週間前に誘ってくださいね」

「わかったよ。さすがに今日みたいなことはしないと誓おう。じゃあね」


俺は早足で逃げ帰った。


ーーーーーーーーーーーーーーー


不思議な少年だと、僕は思う。

少なくとも今まで見てきた人間の中では一番狂っている。

裏が見えない、当たり前のように…それこそ呼吸するかのように上辺を演じる。


「あれ、ホンモノじゃない…?」

「え、嘘…え、話しかけようよ!」

「え、でも…」


ホンモノとは何か、深く考えたことは無いが。


「彼はきっと、そういう意味で本当のニセモノなのだろうね」

「また誘い来てるな…土曜か…」

「ダメに決まってるでしょ」

「あのー…人のスマホ奪って返信するのはやめてくれませんかね、あとアンタは俺のなんなんだ…」

「友人でしょ」

「友人は少なくとも人の友好関係に手を出さないと思うな」

「タダ飯が食べれないでしょう」

「うっわ、材料費貰おうかなマジで」


蒼空と氷川さんの会話

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