白熱しました
後半は…珍し、悠斗視点ですねコレ。
毎日掲載はここで終わりで。
「戦績は…まぁ見ればだいたいわかるな」
「負けました」
「負けました」
「勝てないのおかしいわ」
「勝てないのおかしい」
「余裕!」
何故か美香さんと拓也がめっちゃ勝って、俺と愛華さんは順当に勝ったり負けたり程度で、他2人がボコボコに負けてる。
なんなら日菜さんに関しては白髪のうさ耳に変更されてる。
悠斗は…まぁまだ猫耳ではある。
「まぁ視野狭窄ってやつだな、2人で潰し合いしてくれてるおかげで俺らは悠々と勝てたわ、なぁ」
「そ!」
ぐぬぬ…クソ、警戒すべきは美香さんだったかっ!
「警戒すべきは拓也だったと言う事ね…」
思考が同じなのはもう突っ込まない、多分悠斗に対する情熱が同じだからこうなる。
「んじゃ俺は作り足して来るわ」
「それじゃ私も手伝いますね」
「まぁ、もういいか」
ということで2人してキッチン側に行く。
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「どう思う?」
「どうって…まぁ確かに寄ってそうだよね」
「でも視線的には特に感じないんだよねぇ」
「単純にこの4人の中にいるのがいたたまれないだけ、って説明されても納得できるんだよな」
「というかそもそもなんだけど日菜さんって好きって感情を知ってるのかな?」
「ほう、それはまた面白い観点だな、悠斗どういうことだね?」
僕はずっと気になっていた。
僕のことが好きだと告白してきた時に、断ろうとした時に、なにかに恐怖していた。
断られることに?多分違う。今だから多分わかる。
「付き合うことが怖いんじゃないかな、日菜さんは」
「付き合うことが怖い?」
美香さんが首を傾げる。
「まぁ元々嫌われてるタイプの子って言ってたしな、フラれる前提で告白して、今の気持ちを忘れたかった、と言われたら納得はできる」
「アレみたいなこと?」
「アイツは…まぁそうだな、記念に告ったとか言ってたっけか」
「まぁ付き合えてたらそれはそれで大事にするとは思うよ?」
「蒼空は…全員に優しいから」
「怖いくらいですよね」
「何も言わないからな自分のこと、あ、日菜さん、戻るならこれ頼める?」
「はい、いいですよー」
ナチュラルに会話に入ってそのまま戻ってった…。
「ひとつだけ気になっててな」
「何が?」
「あの二人にとっての恋愛観がわからん」
「「あー…」」
女性陣は納得するんだ…まぁ僕の恋愛観とかも言われたら説明できないから、蒼空側なのかな…?
「聞く?」
「…まぁ確かにあり、だなぁ」
「なんかヒソヒソ話してんのは、なんだ?新しいイチャつきの形?」
「いや、まぁあんまりリアルな惚気を聴いたら、蒼空が料理どころじゃなくなるかなってな…って冗談だが、いや、お前の恋愛観が知りたいけど料理中に聞くのもアレだし勝手に推論してただけだ」
「恋愛観?」
「そう、知りたいかも」
と僕が言うと、蒼空は料理を置いて少し悩む。
「わからん」
「だよなぁ…」
「こっち見なさい」
「はい、いいよ」
愛華が蒼空に向かって言う、蒼空はそれをそのまま受け入れる。からの沈黙。
「え?何この時間」
「いいわ、特に何も分からなかったわ」
「ダメなんかい、まぁいいか」
雑だなぁ…この2人。
「…あの」
「どうしました?」
「あのー」
「…?」
「なんでまだ付けてるの?うさ耳とウィッグ」
「……」
「……」
「……まぁいいでしょう、もう気にしなくて」
「あぁ、気にしないならいいや」




