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造花、造花、生花、造花、造花、造花

後半視点かわります。

「ということで、かんぱーい!」

「はい」

「かんぱー」

「あい」

「かんぱ…い?」

「いえー」

「雑かお前ら!!!もう少し俺の誕生日を祝うという気概はないのか!」

「ないわ」

「ないことはないよ?」

「あるけど料理で疲れた」

「そういうテンションわかんない」

「あるよー!」

「…まぁいいや」


というかもっとすごいのあった今、こんな小さいパーティーしたところで、感があるというのもあるだろうし。


「まぁいいや、ちょっと作り足して来る」

「ごめんな?」

「趣味だから、気にすんな」

「じゃ手伝いますねー、恋人たちの中に独り身がいるのはさすがに居た堪れないので」

「別に私は気にしないけど、ねぇ?」

「愛華さん、そういうのを見たくないんじゃない…?」


なんかイチャつき始めたし、12時にはメインを置く義務がある…が、


「特に手伝うことないけど」

「はい、見てます」

「そ、なら対面にいて」

「はい、運ぶのだけ手伝いますねー」


黙々と作るため、こちらには、何も起きない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は、何故、ここにいるのかたまに不思議に思う。

最初は彼が好きなだけで、それで振られて、もう終わるものだと思っていた。


が、何故か恋敵が私に突然、話しかけて来て…

私と友達にならない?って初めて聞いた時どんなメンタルなのか分からなかった。

つらく当たろうと思ったが、

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

私はただそれだけのために利用した。

のに、何故か今はここがこんなに心地いい、不思議だと思う。


「…本当に面白くないのによく見れるな」

「まぁ…あの4人を見てるより、甘くないですからね」


彼は当たり前のように誰かのために何か出来る人だと思う。

ここにいる彼らは、確実に私と同じ世界にいない人達なのに、私はやっぱり場違いなのかもしれない。


「…やっぱり料理だけだと暇だから雑談でもするか」

「あぁ、いいですよ」

「これはとある友人の話なんだけどさ」


テンプレ的な話し出しだなぁ、と思う。


「とある女の子が好きだったらしくて、でも俺なんてあの子と釣り合わないって」

「なるほど」

「でもある日、突然そんな人と許嫁とかいう今の時代には流石に時代錯誤な風習に巻き込まれたんだよ」

「それ、本当に友人の話の時あるんですね」

「はは、友人の話だって言ってるじゃん、続けるけど、その友人はどうしようかなって幼なじみに相談したらしいの」

「意外ですね」

「そしたら、その幼なじみはこう言ったらしいよ」


「「「好きに格差とかないから、あるのは同じ気持ちだけ」」」

「…聞こえてたのか」

「まぁ、人の話をしてんだから、そりゃ乗るわ」

「男子はなんでこういう時、息あうんだろうね」

「そりゃ、俺らは心で繋がってるから」

「間違いないな、で、何か知らんが、人の誕生日パーティーにそんな暗い顔してんのは、主催者に失礼だぞ、佐久間さん、ほら、運んでくれるんだろ、頼んだわ」


…この人たちは、本当に、なんなのだろうか。

「ん?どうしたの?突然会話止めて」

「んー?ちょっとお前には言えないかなぁ」

「えー、もう知ってるのに」

「あちゃー、なんで声届く距離であんな話するかな、俺が恥ずかしいだけじゃん」

「悠斗も珍しく会話止めるなんて」

「これはねぇ、言わないとだから」

「?」

「懐かしいな…」

「じゃせっかくだし」

「「好きに格差とかないから、あるのは同じ気持ちだけ」」

ー少し後、まだ準備中ー

「そんなこと言ってたの?」

「半分くらい慰めのつもりだし、実際、僕が言った訳じゃないからね」

「…最初はなぁ、悠斗が言ったのと思ってたけど、後で悠斗から教えて貰ってなぁ」

「だから私は蒼空に感謝してるんだから」

「結局友人じゃなくて自分の話だったじゃないですか」

「友人の話って言った時、友人の話じゃないんだから、蒼空も別にそんなこと言ってなかっただろ?」

「騙された方が悪い、んじゃ作り足しも終わったし、やるか」

「ヌルりと来てそんなこと言わないでくださいよ」

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