そこに踊るは、人か劇場か
あの二人は結構すごい人たちなんだなってわかる話。
あ、正月もストーリー進行内にあるので以下略
この調子だとバレンタインとかもかな
「よし、正装」
「…あの、ミカサン?」
「どうしたの?いきなりガッチガチになって」
「ナニコレ?」
「そりゃ拓也の誕生日なんだから盛大に祝うでしょう?私の婚約者だよ?」
なんかすごそうな人達がいるパーティーって聞いてないんですが!?そりゃ正装だよね!!!
「そこにいるの、この国の大臣さんじゃないの?」
「運がいいと総理大臣とか見れるよ」
「偉い人とかいう次元じゃないじゃん!!!なんてとこに俺たちいるの!?」
「あんまり声出すと注目されちゃうよ、ほらほらー、気にしない気にしなーい」
「…美香さんが気にしなさすぎなだけ…」
いやすごい財閥なのは知ってたけど、改めてこんなものをお出しされると、言葉を失う…いやさっきは声を荒らげたわけだけど…。
「まぁ気にしちゃダメだよ、無礼講ってやつだからね」
「…あぁ、そう、ですか……」
「そうだ、あまり気にする必要なんかない、単純に財閥の娘さんの彼氏の誕生パーティーなのだからな…」
と先程の大臣さんとなんか凄いイケメンの人に宥められる。この人も有名な俳優とかじゃないっけ……怖…今すごい人たちに問題ないぞって言われてる。
「君はいい逸材だね、うちの芸能事務所とか興味無い?」
「…な、ないですね、学生ですし…あと料理が趣味なので料理してる方が楽しいんで…」
「料理人を目指してるのか?ならそこに三ツ星のシェフがいたぞ、どれ呼んできてやろう」
「ふぁああああ…」
展開が早いし、なんか凄い大人に絡まれてるぅ…。
…他の奴らは…あぁ悠斗も俺と同じ目にあってる…あっちはなんか女の人多いな…で周辺に佐久間さんと氷川さんがいると…氷川さんはまぁ妥当だし、佐久間さんは…人見知りだろうし…まぁ妥当…かぁ…。
「君かい?料理人志望というのは」
「いえ、そんな志望するほどでは無いですけど…少し料理を趣味でやってるといいますか…」
「いえ、彼はかなりの腕前ですよ」
と突然メイドさん。いきなり出たから俺は驚いたが、他3名は飄々としている。いやほんとに凄い中にいるな俺。
「彼のレシピはウチのレストランに採用していますからね」
「レストランと言うと…最近首尾をあげてきているアレですか?」
「えぇ、人気メニューも彼の考案です」
「ほう…なるほど輝くものを感じていたが…」
「あの…」
「少し彼と話を…」
「いやいや待ちたまえ、ここはそういう場所ではないだろう、ここで仕事の話をし始めたら敵わん」
大臣さんありがとう!…でいいのか?いやそういう態度は良くないのか…?
と悩んでいれば、壇上の方から音がする。
「はい、えーお集まりの皆さん、本日は我が娘の婚約者の誕生パーティーに集まってくれて感謝する。この2人は我が社と、また彼の会社の発展とひいては国の発展に繋がるーーー」
おー、なんか凄いちゃんとした…語彙が無いな。いやこんなとこ来ないしこういうお偉方が集まるパーティーとかした事ねーからそれに対応する語彙が俺にあるわけないだろ…と思いつつ美香さんの父親の話を聞く。
こう改めて見るとやっぱりあそこのふたりは雲の上の存在なんだろうな、と感じてしまう。
「…ほう、やっぱり君はいいね」
突然隣のイケメンが何か含んだ言い方をする。
そちらを見ると男でも惚れそうな笑顔をこちらに向けていた。
「そういう男は、俺は嫌いじゃないよ」
「…何がです?」
「無自覚…とても気に入った、これ、俺のメアド、間違っても転売だけはしないでね」
「…はぁ、ありがとうございます?」
とそんな辺りで美香さんの父親の話は終わったようで
「では!乾杯!」
と皆が乾杯するさまを、俺は少し惚けたように聞いていた。
悠斗側
「君、可愛いね、ウチ可愛い男の子とか興味あるんだけど、スカウトしていい?」
「え?私がしようとしてたんだけど?」
「あんたらそんな権限ないでしょうが、たかだかアイドルでしょう?」
「編集部の人間?悪いけど私が先に目をつけてたから」
「はぁ?私の彼氏に目をつけた?人の彼氏取らないでくれます?」
「愛華さん!?」
「へぇ…アンタいいね」
「彼は私のよ、口説き落とすんなら他を当たってちょうだい」
「…氷川さん、凄い…」
「凄い…」
主人こ…ゲフンゲフン失礼、悠斗の取り合いをアイドルと女優と編集長でしてたところに毅然と割り込み自分の男宣言する愛華さんに惚れる佐久間さんと悠斗くんって話が行われてました。
1部佐久間さんにスカウトしようとしてた人もいたけど愛華さんがブロックしてました。




