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火のないところに煙は立たぬが、それは本当に当人の火なんでしょうね

息抜き

クリスマスはちゃんとストーリー進行内にエピソードがあるので、割愛させていただきます。待ってた方いたら申し訳ねぇ

「また噂が悪化してるぞ」

「もう慣れたわ…」


あれからさらに2週間、10月も終わり11月の初週になっても、変わらず噂は以前火を持ったままだった。


「まぁ面白くないだろうが、あの6人って固定されちまったから俺はもういいけどさ」

「いやいいよ、偏愛2人と純愛4人だ、それはそれで面白いと思うぞ」

「…そういう意味じゃねーけど」

「というか私が言うのもアレだけれど、よく本人たちの前で俺はって言えるわね」

「わー、氷川さん好きですー、友達としてー」

「友達としてなら私も好きよ」

「わーい、相思相愛だー」

「メンタルイカれすぎてるだろ」


もうなんだかんだこんな軽口を言い合える位の関係性にはなったし、氷川さんもそこそこノリが良いのでこんなことが出来る。

ちなみに現在悠斗は美香さんに連行されてるのと佐久間さんは不参加である、なのですごく珍しい組み合わせだったりする。

基本的に拓也は美香さんがいる場合美香さんとワンセットだからな。


「私がこれ言うのも変かもしれないけれどホントに怖いわよ」

「そう?まぁでも今更他の人好きになれないしなぁ…」

「とか言っていつかは誰かを好きになるんだから、まぁ今は無さそうだが」


拓也に言われるとホントにそうかもと思うのは何故なのか、まぁなんだかんだそこそこの付き合いだからわかるのだろう。


「そういえばあの2人はどこ行ったの?浮気?」

「はぁ?俺の美香が浮気する訳ないだろ」

「悠斗はそんな子じゃありません!!!」

「…2人して言葉を被せないで貰っていいかしら」

「まぁ理由はわかってるぞ」

「あら、そうなの?」

「おぉ、拓也の誕生日近いから買いに行ってる、美香さんが」

「なるほど、じゃあ私も用意した方がいいのかしら?」

「俺は別に気にしないんだけどなぁ、この頃になると露骨になるんだよなぁ美香の奴は」

「一応、サプライズのつもりらしいんだけどね、あの人はわかりやすいから」

「蒼空は用意しなくていいの?」

「ん?こいつの好きな飯を全力で作って祝うくらいでいいんだよ」

「楽ね」

「楽だよ」

「まぁ俺も別に気にしてないからな」

「誕生日くらい2人で過ごしたいみたいなことも無いの?」

「あるぞ、美香の方が特に、だから誕生日は2人で出掛ける予定だ」

「だからその翌週にでも祝うわけ」

「あぁ無頓着だからそれでも問題ないってワケね」

「意外とガバガバだからな」


まぁ男なんてそんなもんだろう。と思う。


「で、何か欲しいものある?」

「まぁ特にはないから、プレゼントしなくてもいいけど」

「友人の誕生日を祝わない最低な女にさせないでくれる?」

「…そういうもんか?男は意外とそういうの気にしないからなぁ」

「悠斗は逆に渡さないと…っ!ってなるけどな」

「お前の誕生日知った時とか「えっ!?昨日!?なんで言わなかったの!渡したかったのにっ!!!」ってなってて良い奴だなぁってなったしな」

「待ってその話詳しく」

「お、いいだろう、それは2年前のだな…」


拓也がなんかテンション高く話し始めたので、俺も懐かしみながら、なんだかんだこいつらも仲良くなったなぁと思いながら2人を見ていた。


…悠斗の恥ずかしい過去の流出を止められない無力な私を許してくれ。

「良い値で払うわ、その話」

「ほう…アンタ、いける口だね?」

「冗談でも金銭のやり取りみたいな話はやめような」

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