本音と建前の話
現在前回の反省を踏まえ、味をしっかり整えて、細かな分量をレシピ本(自作)に記している。
アイツらは2日連続厄介になるのはあれだし俺らはデートしてくるわとメールで宣った後に以降連絡が無いため、まぁそういうことだろう。
なので正しく1人の時間であり1人を楽しめる有意義な瞬間でもある。
話、というのは歪な関係性の話だ。
改めて見れば、
同じクラスに幼なじみ2人と俺、別クラスに女子2人、別の学校に女子が1人という形になっている。変な関係性ではあるが
拓也と美香は政略結婚もとい許嫁みたいな格式張った形式に則りはしているが2人仲良くやれている、また悠斗と氷川さんに関しては正式な告白の上、現状付き合っている訳であり、だが俺自身と佐久間さんに関しては俺は氷川さんが佐久間さんが悠斗を好きという構図になっているわけだ。
だが俺の場合は友人の恋人を寝取るなんて最低最悪のことをする気は無いし、佐久間さんにもその傾向自体は見られない、単純に目の前に推しがいるんだからもうそれ以上の幸福は望まないスタンスのような気もする。
だから、本来であれば…
「おー、出来たんですか前回も美味しかったので楽しみです」
今俺の家にいることは変だと思って然るべきだろう。
「はぁ…何故いる」
「何故?とは変なことを聞くんですね、お邪魔していいですか?と事前に伝え適切に了承を得て来ましたが」
「来る理由がわからん」
「友人宅に遊びに行くという点を見れば理由は要らないと思いますね」
「悠斗が好きなんだろ、やつの情報は売らんぞ」
「買いませんよ、単純に料理作るのめんどくさくて試食という名目で貰おうかと」
「…変なやつだな」
いやタダ飯貰いに来てる時点で豪胆な奴ではあるか。
「まぁなら正当な報酬として感想をもらおうか」
「いいですよ」
といい点と悪い点を多岐にあげてもらう。
「前回の辛さの方がいい?」
「そうですね前回より味が落ちてる気がします」
「まぁ辛さが美味さになるのは間違いないか…」
「それと、あとは…」
とレシピ本(自作)にいい点悪い点を書き込む
「真面目ですね」
「自身の食生活向上のためだ、他にやることもない」
「それにしても、ですよ。前も言ってましたけど自分で作るだけならそんな事細かに書く必要、ないですよね」
「美香のメイドさんが欲しがってからは書き始めるようになったな」
「頼まれてもいないのに書く人は真面目ですよ」
「お前は言葉の端々から不真面目そうな気配がするな」
「もちろんです、勉強も真ん中くらいですよ」
「文学少女の見た目でか」
「本読むのは好きですけど、勉強なんて面白くもない本読むのは嫌いです」
「そうか」
謎に同類感を感じたが、どうでもいいと割り切る。
「そういえば、男の人の家に女ひとりで入るのは危険なんでしたっけ」
「あまりにも遅い貞操観念だな、誘う前に考えろ」
「まぁ氷川さん一筋のアナタが私に手を出すことは無いですか」
「正しいことを言ってるはずなのに腹が立つなお前」
「花火見た仲じゃないですか」
あれを一緒に見たというのだろうか、というかそれ関係あるのだろうか
「改めて聞くんですけど、振られた時、どんな気持ちでした?」
「まぁそうだろうな、だな」
「悲観的ですね」
「私はイけると思いましたよ」
「お前はポジティブだな」
「振られて驚きましたもん」
そういう彼女はそういう風には思えない表情でケラケラと笑っている。
「でも同時に振られたことに安心しました」
「終着点は同じだな。俺も安心はした」
「付き合うって何するんですかね」
「デートしたりキスしたりだろ」
身体の…はやめておいた、だいたいこんなもんでいいだろうし。
「じゃあ私達もキスしたら付き合えるんですか?」
「意味わからんことを言うなお前は」
「これデートの範疇に入りますし」
「おうちデートとかいうアレか、わかってんなら来るな、噂が立ったらどうする」
「立ちませんよ、私とあなたじゃ、あなた人気ですし」
よく分からないことを言う、人気なら立つのでは?
「文学少女の類が陽キャと付き合うなんて訳分からん構図見たことあります小説で、逆ならよくあるじゃないですか。それこそ愛華さんと悠斗くんがそうですし」
「もっちーとあかりんは?」
「判断に困るカプですねソレ」
まぁ基本的にないわけだから問題ないといいたいのだろう。
「だから噂なんてたちませんし、そもそも誰の家に遊びに行った、なんて普通の人が特定の家知ってる方が怖いですよ」
「まぁそれもそうか」
フラグすぎる発言
今回の出典はヤキモチの答え…で合ってたっけ?小説名、ハニワのやつ。




