文化祭って言ったら…ファイヤー!
ふぁいやー!
とそんなこんなで2日間の文化祭も終わりに近づいてきた2日目の午後3時、4回目の公演後、いつも通り4人のみの会合であるが
「キャンプファイヤー…もとい後夜祭がこの学校にある訳だが、その時のフォークダンスって言うの?2人1組で踊るアレ、誰とやるか決めてるか?」
「美香と踊るぞ」
「愛華さんが良ければ…」
「じゃ拓也と踊るー」
まぁ特に変では無いな。
「蒼空はどうなってんの?」
「…いや、誘われてんだけどさ2人ぐらいから」
「おー、もてもてー」
「モテ…てんのか?」
「鈍感系主人公みたいなセリフだね」
「お、悠斗表現が的確だな」
何言ってんだと思ったがまぁ確かに今のは言われてみればそうだったのかもしれない。
「いやでも別に1人は拓也のこと好きだし、もう1人は…まぁ知らんけど後夜祭踊ってくれる人居ないからって言ってた訳だし、別にモテてる訳ではなくないか?」
「は?私の拓也のことが好き?」
「美香、大丈夫だよ、俺はお前以外に興味ねーから」
「拓也…」
まぁいちゃっプルは置いといて、
「そういうことにしとくね…」
「なんか悠斗に納得されてないことに納得いかないが…」
とぐだぐだ話してると2人がサクッと合流してきた。
「後夜祭の話?」
「そう、誰と踊るかって、前は俺と悠斗だったが、ほら今回は悠斗には先約がいますし」
「そうなの…?」
「そう!愛華、さん…僕と踊っ、て欲しい、な!」
よく言ったぁ!脳内の悠斗のお兄ちゃんの部分が歓喜をあげている。声に出さなかっただけマシと見ろ
「あ、えっと…はい…先約って…そういうことだったのね…」
珍しく照れてんな氷川さんは、クソデカため息したくなるわ…
「はぁ…(クソデカため息)」
「何だこの2人じれったいなとか思ってそうですね」
「逆にこの2人見てそう思わない奴居る?」
「いやそうですけども」
と佐久間さんもヌルッと会話に来たのでヌルッと返す。
「そういえば、こういう行事の迷信に男女で踊ったら結ばれるなんて噂は付き物ですけど、ウチはないですね」
「そりゃそうだろ、アニメや漫画じゃないのにそんなぽんぽん恋人出来るわけないし、そんな迷信あったら美少女にゴミどもが集る酷い後夜祭になっちまうじゃんね」
「それは誰を想像してのセリフですか?」
「さてねぇ…俺的にはうちの可愛い弟分に悪い虫が付くことのケアもしないとなんだよねぇ」
「なるほど、私としても友人に引き摺るタイプの虫がいたら守れるかさておいても警戒はしそうですね」
「だよなぁ…まぁ告白した上でなお付こうとする虫は殺さないと」
「…まぁ、そうです」
と会話してると突然拓也が会話に乱入してくる
「ハッハッハ、佐久間さん、してやられた顔してんな」
「ん?なんで?」
「いえ、なんでもないですけど」
「そういう奴だから、いやー、案外面白いな、お前ら」
「え?ほんとに何の話?」
「ハッハッハ…あーおもろ」
「…全くですねこの人」
「いやー友人キャラって無敵だよな、こんなのが主人公の小説とかあったら読者なんて何こいつ怖、ってなるだろうよ」
「全く同意です、初めてです、蒼空さんに恐怖したのは」
何故笑われて怖がられてるんだろうか…わからん。
「そういや佐久間さん、君は誰と踊る予定?」
「後夜祭ですか?別に、毎回1人で眺めてましたし」
「あと1年あるとはいえやっといて損ないだろ、よし蒼空、佐久間さんと踊ろう」
「…はぁ?ほか2人に誘われてんのに?」
「別に時間いっぱい1人に使えってルールはないだろ?3人とやりゃいい」
「…あぁ!確かに」
名案がすぎるな、ジンクスとかも別に無いし、理にかなってる
「だって佐久間さん、どう?」
「…まぁ別にどちらでも…」
「じゃ、そうしようか」
「…はい…」
じゃあほか2人にもその旨を送り、それでいいならと前置きしておく
2人も了承の意を得たので、まぁそういうことになった
「傍から見たら修羅場だね」
「何の話だ。悠斗よ…」
「昔、とある文化祭に
後夜祭で男女ペアで踊ると告白に成功する
と作った文化祭実行委員のふたりがいたのだが、
そのふたりのひとりが後夜祭にダンスを誘ったら普通に振られた。という話がありまして、それ以来、この文化祭の後夜祭のダンスにはそういったジンクスつけると一部の男子が好きな子と踊れなくなるという悲しみの意を込めて振られた男がジンクスをたたきつぶしたという話があった。
って言ったらみんな信じるかな?」
「悠斗…なんか妙に生々しいのやめね?」




