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文化祭、文化の祭りなのか文化を祭るのか

風邪…最近引いてないすね、みなさんも体調管理には気をつけましょう

「はい、復活しました」

「っしゃー!コレで俺らの企画は勝ったも同然!頼んだぜー蒼空!」

「病み上がりだから手加減してくれ」

「はーい」


ということで、


「改めて、前回は何の案が出たんだ?」

「…雑談で終わりました」

「ふむ、じゃあ前回雑談してた中でなんかできそうな奴を書いてくか」


と案を集めていく。


「まぁメイド喫茶、コスプレ喫茶…お化け屋敷…まぁまぁ高校の文化祭だな、ただ、確か…同じ出し物はダメなんですよね先生」

「そうだ、基本3年優先だぞ、まぁお化け屋敷は3年はあまりやらないけどな」

「ふむ…」


じゃあお化け屋敷…とはならないのが難点、何故なら競争率が高いからだ。


「もう少し案が欲しいな…誰か何かあるか?」


と一人が手を上げる。

そいつは…


「悠斗か、どうぞ」

「演劇…したいかも……」


演劇、それは聞いての通りの演劇である。

以上も以下もない。


「ふむ…確かに公演する時間さえ決めておけばその時以外は自由に回れるし、悪くない案だな」

「それに…ほら衣装ならアテがあると思う…」

「だってよ拓也、お前の彼女の力を存分に見せつける時だと悠斗は言っている」

「おぉ!」


まぁこれはただのクラス巻き込んだいつもの会話なのだが…ヤツら(クラスメイト)の反応は…


「アリ!小道具班練習しなくていいし」

「おいこら本音」

「しかもこっちにはイケメンが4人、勝つる!」

「一輝と拓也と悠斗とあと誰だよ」

「ちょっと女性陣弱いけど問題ないでしょ!」

「そんなことないだろ」


と俺が丁寧にツッコミ入れているとみんなが静かになる。


「…え、何?いきなりこっち見て」

「今蒼空、女性陣が可愛いって言った?」

「いや、可愛いと思うぞ?別に?あ、セクハラ!すまんな」

「いや、わ、私はべ、別に気にしてないけど!」

「わ、私も気にしてないよ!」


と女性陣が弁護してくれる…いやー無意識にセクハラしてしまうとは…というかナンパみたいでなんかちょっと恥ずかしくなってきたな…


「…まぁなんだかんだ好かれてんのアイツだよな…」

「まぁ女子と一番仲良い男子って言われたらこのクラスは蒼空か一輝だもんな…」

「というか人前でサラッと言えるのマジですげーわ…」


男子からも若干変な目を向けられてる…いやまぁ、


「はい!話脱線しない!で演劇はお前らどうなんだ?」

「アリ!!!」


全会一致のようだ。ならば


「っしゃ!ならウチは演劇やるぞ!」

「おー!!!!!」


割と素早く決まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて次の問題だな


と黒板にドンと次の議題を書く、ちなみにこれまでで一応20数分、授業範囲内(というかLHR)でやってるのであと20数分はある、折り返しということだ。


「何のタイトルの劇をやる?」

「劇なら過去にやったのは…なんだったかな、あぁファウストだ」

「ファウスト!ゲーテの!?」

「一応ウチもそこそこの進学校だからな」

「じゃあさすがにそっち系?」

「音楽?詩曲っていうの?」


まぁ…確かに面白そうだが…


「なら!オペラ座の怪人にしよう!」

「安直!!!思ったけど!」

「でも普通に演劇なら童話とかでも良くない?」

「さすがに子どもの発表になるでしょ?」

「それもそっか…ならやっぱり〜」


あぁ…こんな感じで脱線してったのね


「はい、まぁ一応な、案を出した悠斗は何かあるか?」

「昔、好きな作品があって…名前忘れたんだけど…それをやりたくて…」

「ふむ」

「あー、あれか、確か悪者が姫を守るやつ」

「悪者が姫を守るって変じゃないか?」

「いや、真の悪は誰かわからないっていうことだ、助けに行ってたやつが実際は攫いに行ってたヤツだな、主人公視点だと助けに行くなんだが後半、姫の目線になると途端に怖くなってな、アレは鳥肌もんだった」

「ふむ…面白そうだな…じゃあその話、今度持ってきてくれ、その後にまた決めようそれまでクラスの奴らも案出し頼むな」

「はーい」


ということで今回の出し物、いや演し物か、は演劇に決まったのだった。

余談ですが私の好きなゲームに物語の失敗作が集まるゲームがあるのですが、最推しは無欲の錬金術師ファウストでした。強欲であるが故の作品に無欲という失敗作にする、いいですよね、というわけで作者の余談でした

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