2週目(6)
「真面目な話?」
「あぁ、氷川さんとの事だ」
「…うん」
「好きなんだろ?待っててもらってるのか?」
「うん」
「ずっと?」
「…うん」
だろうなとは思っていたがやはりそうだろうな。
「よし、悠斗、花火大会近いよな」
「うん」
「お前のことはわかってる、が、逃げてももう逃がしてくれない人に捕まったんだ、もう腹、決める時だ」
「悠斗、正直お前の過去は知ってる、だけどな、あの人はもう違うってわかってるだろ」
「…花火大会の日に告白しようって、前から決めてた、僕なんかを見てくれてるあの人にちゃんと答えないとって」
「よっし、なら俺らのすることは1個だな、蒼空」
「任せろ空気読める俺たちを見せてやるぜ」
「ごめんね」
「馬鹿、ありがとうって言うんだよ」
「そうだぞ、悠斗」
「うん、ありがとう!」
「とは言っても、だ。どうする?」
「そうだな、俺も美香と一緒に回りたい」
「はっはっは、だろうな、んじゃ全員で行きつつ美香と拓也がいい感じに離脱して、それを探す名目で俺も離れるか」
「お前は?1人?」
「久々に1人だな、俺も久々に1人を楽しむとするよ」
と2人に言うと、少し不満そうな目を向けられる。
「…なんだよ」
「僕がこんな事言うのも違うかもしれないけど、いつかいい人見つかるといいね」
「んな事言うならお前はさっさと氷川さん捕まえとくべきだぞ」
「そういう時は俺が奪っちまうぞって言えばいいんだよ蒼空」
「馬鹿だなぁ、そんなことしたらNTRとBSSという俺の嫌いな性癖2つに該当するからしねーよ」
「お前らしくない返しだな」
「この話やめやめ!」
そもそも違うだろうがその話は!拓也変なこと言って
「まぁ焦ることはないだろうけどな、なんだかんだ俺らだってお前らにはくっついて欲しいんだ……というか早くくっ付いてくれないと未練で死にたくなるから」
「それが一番笑えない返しだぞ蒼空」
「冗談だよ、気ぃすんな」
と3人で横になる。
「好きな人か……」
「好きな人な」
「好きな人、ね…」
「「「…………」」」
と拓也が起き上がる
「っし!しんみりするな!遊ぶぞ!夜は長いからな!」
「仕方ないな……じゃ勝ったやつが負けたヤツに一つ質問をする罰ゲームで行こう」
「いいねぇ、お前らには聞きたいことがたんまりあったんだ…」
「……さすがに、ちょっと」
「まぁ超言いづらいのだけは答えなくていい、そうだな、パス、3回までな」
「同じ質問、似た質問禁止にしようか」
「ん、ならわかった」
「っしゃ行くぞオラァ!」
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「2人だけで泊まるのも新鮮だね愛華ちゃん」
「そうね」
「どうする?恋バナでもする?」
「…いいわよ、惚気ってヤツをすればいいのでしょう?」
「そう!さっすがーわかってるね!」
「あ、そういえばなんだけど」
「どうしたの?」
「蒼空のことどう思ってるの?」
「どう?って言われても、特に何も無いわね」
「ま、そうだよねー、悠斗くん一筋だもんね」
「ええ」
「でも蒼空くんは愛華ちゃんのこと好きなんでしょ?」
「どうなのかしらね、少し前に聞いたけどもう諦めたって私に言ってたし、案外もうなんともないんじゃない?」
「蒼空くんって、意外と貴方の思ってるより心が弱い人なんだ」
「……」
「あの人、なんでも隠しちゃうのよ」
「……」
「自分のことすらいつも見ない振りして、だからもしかしたらまだ好きなのかもしれないよ」
「私にはどうにも出来ないわ」
「うん、そうだね、私たちにもできない、蒼空くんもいい人見つかるといいね」
「…それは、えぇ、私も同意だわ」
女の子組は神視点なので心情等の描写はありません、何考えてんのかはご想像にお任せします。
ついでなので書きますが後書きや、今回のコレといったセリフだけの会話、これは基本的に幕間、間章といった割り当てなので不必要な心理描写は行いません、その方が面白いでしょう?




