試すにはちょうど良いが試されてる瞬間は…
タイトルの雰囲気が変わってるって?
ヘーソレハキヅカナカッター(棒読み)
実際はタイトルに一貫性持たせると色々面倒なので一貫性を潰す目的です。
「そういえば、今回は勉強会のこと何も言わないね」
「ん、いいだろ別に」
「いい感じに楽しかったから誘ってくれるの待ってたんだけど」
「……恋人未満の人とやってるといいよ」
「え、どうしたの…蒼空、らしくないよ…?」
自前で勉強してると何からすればいいか分からなかったり自分で分からないことを調べたりで割と苦しんでるだけなのだが、そう言ってしまうとこういった恋愛イベントを邪魔するだけの愚者になってしまう。
「悠斗、コイツなりの配慮なんだよ」
「配慮…?」
「そう、ほら恋愛小説とかだとこういう時は彼女と勉強会みたいなイベントがあるから、それを邪魔しないためにこうしてるんだ、俺が美香と付き合ってることを知ってから突然減ったから気になって聞いたらそう返ってきた」
「…そういうものなの?」
「さぁ、こいつは恋愛小説とかたまに見てるから恋愛的には一般論なんじゃないか?」
折角だし、ここは否定して未練なくやってもらおう
「違うな、そんなことじゃない、俺は恋愛に現を抜かすと俺が足もとすくってやるぞという気持ちなんだ、お前らが誰と勉強してようが関係ない、俺は恋愛してる奴に負けないために恋愛してる奴から施しを受けないと決めてるだけだ」
「言い訳してるとこ悪いが、お前はそれを言って俺に勝ったことないけどな」
「地頭の問題だな、全くもってままならない」
悠斗にも拓也にも勝ったことはないが、こう見えてもちゃんと真ん中より上の順位である。
継続的な努力もしてるんだがなぁ…、ダメなものだ。
「ま、そういうことらしい」
「え、ならみんなでしようよ」
「おっと、悠斗から出てくるにはあまりにも積極的な発言だから少し驚いたが一応聞く、みんなって何人?」
「5人?」
「この3人と?」
「美香さん呼んで、後…あの人呼んで、いいかな…」
「俺はいいが…蒼空がすごいことになってる」
恋人居ない俺があまりにもアウェイなんだが…悠斗が誘ってくれるんなら、いやそもそもひとりじゃまともに進まないし…!
「別にいいけど、いいけど!悠斗に免じて!」
「ありがとー、土曜でいいかな?」
「俺はいいぞ」
「俺も別に何も予定なんてものは無いし」
悠斗の成長を感じながら嫉妬となんかよくわかんない感情がごちゃ混ぜになりつつ、とても複雑なイベントが開催されようとしていた。
そして土曜日。
集まりは折角なので美香さんの家になった、あそこが1番広いしね。
というより美香さんも何かと忙しいらしく、こういった形になった、が正解か。
「なんかこう改めて見ると俺ホントにアウェイだな」
「何の話?」
イケメンと美少女と隠れイケメンと美女…の所にいる普通の人すぎて…なんかこう雲の上にいる感じだよな。
「雲の上ならぬ蜘蛛の糸の上かもな…」
「なんでこんなになってるの?」
「まぁどうせくだらないことだろ」
「そっか、それにしても氷川さんはじめまして、私は美香っていうのよろしくね」
「えぇ。よろしく」
…アレここ真面目な奴しかいなくね?1番巫山戯るのが俺だが見ての通りこの調子なので…
「もしかしたら死ぬほど勉強捗るのでは?」
「学年1位2人に学年10位以内が1人、30位には入ってる俺もいるし、少なくともそうだな」
「…その代わりイチャイチャを見せられるのか…天国と地獄だな」
「違うぞ、天国と天国と地獄と地獄だぞ」
「何故増えた」
「甘やかしの天才と氷のお姫様がいるからな」
…あー、不味いな確かにもうひとつ天国と地獄が増えてるようなものか。
「というか2人ともお姉さん系だけど属性真逆だな、ってこんな話は2人に失礼か」
「まぁ聞こえないくらいで言うぶんにはいいでしょ」
「で、なんか悠斗が茹でダコになってるんだけど何話してるのアレ」
「んー、行かないことをオススメする、お前なら死ぬ」
「…わかった、収まってから勉強始めるか」
「あいよ、終わったらお前呼ぶわ」
「ホントに何の話してんだ」
「…もしかして悠斗くんの彼女ですか?」
「今はまだだけど将来そうなる予定ね」
「どこまで行きました?」
「それは…その、恥ずかしいわ」
「可愛い…」
「えっ、な、何…」
「私、可愛い人好きなんです、氷川さん可愛いです」
「えっと…ありがとう…」
「悠斗くんも可愛いですよね、私が可愛がってあげようとしてもすぐに恥ずかしがって逃げちゃって」
「悠斗くんはちゃんと捕まえてから逃げ場を無くさせると意外と抵抗なく受け入れてくれるわ」
「そうだったんですね、でももう氷川さん専用になっちゃったのかな?」
「私の悠斗だから、あげないわよ」
「そっかー、あの悠斗くんにもついに春が、照れてるの?可愛いよ」
「ダメよ、私のなんだから」
「独占欲強いんだね」
こんなの聞かせて溜まるか、悠斗ならともかく蒼空は確実に死ぬBy拓也




