~エピローグ~
~とある男が壮大な物語を書こうとしていた~
僕の名前は下月風磨 引きこもりだ。
今日も含め、毎日ゲームを自室で何時間も
ぶっ続けでやっている
「毎日ゲーム何時間もやってて最初は慣れなかったけど、 この生活もいいものだな…ハハッ」
涙が出てきた…昔の思い出に浸っていると
自室の扉を開けてくるものがいた。
僕のくそ親父だ
「何しに来た、くそ親父。」
そう問いかけると
「なあ風磨…学校そろそろ行かないか?お前の友達が待っていると思うんだが、それに体調崩すかもしれん…そうやってゲームをぶっ続けにやっていても母さんはもう…」
「うるせえ!!わかってるよ、お母さんがもう止めてくれることはない。でもやめられないんだよ、お前こそ僕にそんなことを言える立場か?」
そう怒鳴ってしまった。親父はおどおどしながら、
「もうしないから…あの時は俺がどうかしてた…ごめん。だ…だから謝らせて ほ…欲しい…」
「児童虐待をしていたやつに言われたくないね!」
そう言って扉を思いっきり閉めた。
もともと引きこもりではなかった
僕が引きこもりになったのは
一年前に起こった、あの事件からだ。
それは雲一つない青空の広がる真夏の火に起きた。