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「しつじ」とお嬢とばか騒ぎ ~by異端児~  作者: 薛公
第一章 お嬢サヨナラ
6/6

お嬢宅とウタカと再び公園

瞭明さんの作品を先に読まないと、わけの分からないことになります。

シュンと私の話が終わり、瞭の任務も終わったところであった。


「で、これからどうする?」

「相変わらず、決めてないのね」

「あぁ、お家に帰りたい」

(ふざけてんのかお嬢、散々、私達を振り回したうえで帰るというのは許さん!〈一番振り回されていない張本人〉まぁ、この件は瞭が何とかしてくれるだろう!)


「と、いうわけでお嬢宅へ出発だ!」

(ほい、きた!)

「オー!」


 ~お嬢宅前にて~

(さーて、お嬢宅前まで来てしまった!まてよー、たしかお嬢宅前には・・・・・ ヤッパリいた!庭から走ってくるあいつだ!)


「ウタカ~!会いたかったよ~!」


(そうウタカだ。勿論、人ではない。れっきとした犬である。いゃー、じつに可愛いね~!お嬢、とはもう、比べものにならないくらい!)


「今、なんか馬鹿にされた気がする…」


(はっ…!こんなところにエスパーが…! っと思ったがまてよ!

このことは、瞭も思っているのでは?)


「申し訳、御座いませんでしたーーー!」

(はい、きましたー!どうせ、瞭も同じようなこと考えていると思っていたぜ!だが、お嬢ーー!瞭は反省していると見せかけて、お嬢を騙そうとしておりまーす!)

「…ッ、声が大きい!」

「はい、スイマセンでした」

(今絶対、チョロいと考えていただろ、瞭の奴!見てろよ、瞭!)


「こいつ、今チョロイとか考えてたぞ」

「えっ?」

(ハッハッハ、瞭の奴め、顔に出ているぞ!)


「どーゆー事、バカ執事」

「申し訳ございませんチョロj…お嬢」

「ちょっ、瞭それほぼ言ってる」

「瞭」

「はいどうも瞭です」

(私は知らん振り!私は知らん振り!)

「叩いていい?」

(瞭が〈お前も同じようなこと考えていただろ!〉と云わんばかりに私を睨んでくる。全く、困ったもんだぜー!まぁ、私の一言がなかったら、全てのことが無かったのだが……)


 バシンッ!

(ハーイ!きました!ドM瞭!、本人は絶対Mではないと言っているが、読者の皆さん、どう思いますか?)


「ナイスお嬢、なかなか効いた」

「ごめん、ちょっとやり過ぎた」

(ハハーン。お嬢の奴、罪悪感を抱いてやーんの!笑笑!)


「俺はま、んぞく、だ」

(What do you mean?、まあ何となく乗りで)

瞭一りょういち)

(カンペキ 完璧 完ペキ カン璧 完ぺき perfect)


「俺はりょういちじゃねいち)ぞ!」

「ねいちぞって何だよ!」

「そろそろ勉強しない?」

「「「サーセン(伸ばし棒の方)」」」

「ワン、ワン(いち、いち)」


ウタカが吠えたぞ!あの愛らしいウタカが!


「ウタカもああ言ってるしそろそろ行こうか」

「そうだな」

「ウタカが言うならしょうがない」

「ねえ、私は?私は?」

(すまない、お嬢、君ははじめからそういう役目だったのさ!)


 ~公園にて(パート2)~


(さーて勉強はじめるか、とみせかて・・・・・)

「じゃあ、私は遊んでくるから」

「おい!」

(瞭、今頃お嬢と2人きりになっていることに気づいてるぞ!)

「うわー、アイツら、2人きりじゃん!この状況は全て君の盤の上の出来事かい?異端児」

「当たり前じゃないか、シュン。私を誰だと思っているのだね!」

「まだ、何かを企んでそうだが・・・・・?」

「まぁ、一つ言っておくと、今は瞭が何かを企んでいる最中だ!俺はそれを見守るだけなのだが・・・・・」

「・・・・・なんだよ」

「それは、※※※※」

「なるほど、そういうことか」


~時は遡って〈公園パート1〉 瞭がお嬢に国語を教えている時である その時シュンと二人で、お嬢達を傍観していた時である~


「もうすぐ終わりそうな雰囲気なのだが行くか、異端児」

「まぁ、まて、私の予想では、お嬢宅に行って、もう一度ここに戻ってくると思う!、さぁ、問題。私は何を考えているでしょーうか?」

「いやらしいこと」

「それ、セコくない!」

「正解は正解だ!」

「おいまて、私はまだ正解とは言っていないよー!」

「どーせいやらしいことなんだからいいじゃないか、異端児くん」

「まぁ、そーだけど!」

「ということで、正解だから生茶一本奢りね!」

「そこはジュースじゃないのかよ。ってか、なんであれで正解なんだよ!セコいだろ、あの回答!」

「だって、具体的にって言われてないじゃん!」

「まぁそーか!次からは気をつけよう!って話はどーでもいいんだよ。一つ聞きたいことがある。さっき、もう一回ここに戻ってくるかもしれないって言ったよなー?」

「うん!」

「じゃぁ、シュンにひとつだけ質問!また公園に戻ってきたとき、お嬢に教えたいか?」

「いいや!」

「だろー!じゃぁ、瞭にもう一回やらせるのはどう?」

「それ、イーねー!、でもどうやって?」

「それはカーン単!お嬢宅からダッシュで公園に行って、すべり台にでもいればいい!」

「それだけでいいのか?」

「あぁ、いいのだよ、ではよろしく頼む!」

「了カーイ!」



~時は戻って〈公園パート2〉~

「でも本当にそんなことになるのかい?」

「あぁ、なるとも」

「そう考えると、テメーは怖いなー!」

「私より凄いやつは他にいるがな~!」

「誰?」

「それはご想像にお任せします!」

そうやって、私は立ち上がりシーソーの方ヘ行くのだった!
















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