お嬢と理数と公園にて
《公園にて》
ようやくこの表記ができた。すごく疲れた!それはもう、コペルニクスが提唱した地動説が、覆る説を発見するぐらい。
移動中はシュンが社会を教えていたので、次は私の理科、数学か瞭の国語なのである!
(ハー、マジかー!やらなきゃいけないのか!あっっ、良いこと思いついた!)
「何か思いついた、って顔してるぞ、異端児!」(お嬢には聞こえていない)
「いやー、実はね・・・・・」
「・・・・・って、何だよ?」
「それはーーー・・・・・ 」
バァシーーーン
「もったいぶってないで、早く教えろ!」
「もーーー、叩く子には教えてあげませんからね! って・・・痛ってーーーーーー。だからといって、抓るのは反則でしょー!」
「まぁいいや! どっちが先に教える?」
「はいはーい!先やりまーす!」
「真面目にやれよ、異端児」
「はっ、任しとけって、こっちには秘策があるのだ!」
「真面目にやれよ、異端児」
「はっ、任しとけって、瞭とは違うんでな!」
「真面目にやれよ、異端児」
「はっ、任しとけって、瞭みたいに間抜けじゃないんでね!」
バァシーーーン
「真面目にやれよ、異端児」
「・・・・・・・・・・・・・・あっかんべーー!」
バァシーーーン
「真面目にやれよ、異端児」
「ふーん。この命にかぇ
バァシーーーン
「真面目にやれよ、異端児」
「叩くことしか能がないのかい!瞭くん」
「やれやれ、お前は“はい”という言葉を知らんのかね!」
「はい!」
「今、言ったやつだよ!」
「ねーー。まだーー!」
お嬢が待ちくたびれているようだ!
「じゃぁ、行ってくるわー!」
(数十秒後・・・・・)
「ただいまー!・・・・・戻りました!」
「なんでそんなに早いんだ?」
「これが、秘策というやつですね!」
「だから、その秘策というやつを・・・・・
「じゃぁ、お先ーー!後はお嬢に聞いてくれ」
「おい、ちょっとまて・・・・・(あっ、俺も遊びに行こう!)」
「瞭ちゃん、国語は?」
(ナイス、お嬢! 私はここまで、全てが計算済みだったのだー!みたかっ、瞭のやつ!)
そして私はシュンのところへ行き、2人を傍観するのであった!
「で、何があったんだ!」
「聞いてよ、瞭ちゃん。 あいつが ゛数学はこんなところで教えるものじゃないし、それにお嬢の得意科目は数学だろ!分からない問題があったら教えてやるけど、今はそんなの持ってないじゃん!問題集的なやつ!だから、今は理科をしよう!゛って言われて理科をしたんだけど、異端児、私が分からなかったから、゛こんな問題も分からないようじゃー、まだまだだね!生憎だけど、これより簡単なのは出せないから、しつじと代わってくるといい!次までには、こんな簡単な問題、解けるようになっておくんだな!゛っと馬鹿にされて終わったんだよ!っということで、優しい優しい瞭ちゃん!教えてねーー。」
(通りでその顔か!納得、納得!とても愉快であるが、俺の仕事を増やしたのは許さん。あとで、叩いておかねば!」
(数分後)
「いゃー、絶対瞭の奴、お嬢いじって楽しんでるぜー!」
「いゃー、そうだな。だが今は、相撲がとても気になっている!」
「そうか!」
こうして、瞭をほったらかしにして、呑気に話していたのである!
(あの、お嬢の悔やむ顔、サイコーー! さすが、瞭だなー)
こうして、ただ、傍観しているだけであった!