シュンと相撲と勉強会
「よおシュン」
~あぁ、シュンが来てくれて
良かった。っと思った。~
「テストの話してたんだよ」
「お前らが?」
「うん俺らが」
瞭がシュンに説明をしている!
シュンは驚いているようだった!
~ まぁ、そういう反応に
なるよねーーー ~
「シュンはテスト前どうしてる?」
~なんて質問してんだ、
この莫迦お嬢!!
そんな質問、
参考になるわけねーだろ!!~
「五月場所を見てる」
「ごがつばしょ?」
「相撲だよ、相撲」
シュンの返答に困惑するお嬢に対してすかさず瞭は説明を添えていた。
~あいつ、めっちゃ性格の悪い執事だなぁー!
まぁ、説明をしていなかったら、
お嬢、爆発(莫迦発)してただろうなー!~
「そ、それで、勉強会しようって話になっててさ」
「へぇ、いいんじゃない?」
「だよね!シュンもやっぱそう思うよね!(チラッ」
~おいおい、そこの
莫迦気取りのお嬢!!
この勉強会、私達に
何の利益もねーんだっつーの!!
でもまぁ~
「俺らにとっては無駄な時間、だがそれがいい」
「さっすが異端児分かってるね」
「当然だ」
~ やべー、今、“俺ら゛って
使っちまったぜー ~
「じゃあ勉強会してくれるってことでいいの?」
お嬢が尋ねる。
「異論はない・・・と思う」
「相撲は見るぞ」
私とシュンは一先ずOK。
だが、瞭だけは違った!
「これから教えて頂く執事にこのような頼み方で良いのでしょうか?」
~はあぁ、瞭がお嬢に反抗してるよ!
まぁ、瞭のことだから
お嬢の悔しがる姿が見たかったとか、
そういう理由だろうけれど!~
「私のために勉強を教えろ!」
~ ハアァァァァァァァァーーー
めっちゃオモロいやん!
これは流石に、
瞭も想定外だっただろうなー ~
「畏まりましたお嬢」
「う、うん。よろしく」
~うわー、お嬢が引いてる~
「で、いつするの?」
「何時でも」
「週末駄目」
「部活ない日に限る」
「私も」
そして出た結末
それは
『テストの前日だった』
~ ハアァァァァァァァァ
ァァァァァァァァーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーァァ ~