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「しつじ」とお嬢とばか騒ぎ ~by異端児~  作者: 薛公
第一章 お嬢サヨナラ
2/6

お嬢とテストと七日前

「で、何の用で?」 と、瞭はお嬢に尋ねている。

  ~そうそう、私も思ったんだよね!

    お嬢、莫迦じゃねっって!

     何のために、私や瞭をあんな

       大声で呼んだっつーの?

        頭、ひねくれてるんじゃねーの!

         お嬢様だからって

          偉くなってんじゃねーよ!!~

私はそう思った。だって、事実だからねーー。

まぁ、腹立たしいけど、『何の用か、見当もつかないよ。』

みたいな顔をした。

さて、どう出る?


「『何の用で?』じゃないよ。

        今日何日かわかってんの?」

出、出、出、出た!お嬢の質問返し!

 ~お嬢の辞書に“肯定文”という

      言葉は載ってないのかねー!~


「5月の...」 瞭が言いかけている・・・・・・

「15日」

 ~ 私、ナイスフォローー ~

“自分でほめんな、この、調子乗り異端児”

みたいな突っ込みを、瞭のほうから感じた気がする!


で、


「だからなに?」

と、私は言った。一番最初から気になっていた、最大の疑問だったからである。


「だ~か~ら~テストまであと一週間だって言ってるの。

 中間テスト、5月の22日だよ。わかってる?」


 ~なんで分かってなきゃいけねーんだよ!

 私はなー、中間テストには、

      興味ねーんだっつーの!

 つーか、そんなことで、

      私達を呼び出したのかよ!

  ホント、いい迷惑だよ!~


「え、マジで?」

「え、知らなかったの?」

「うん、だってどうだっていいし」

瞭とお嬢が言いあっている。

 ~まぁ、そうなるよね!~


 ~ でも、よーく考えてみたら・・・・

       あ、そういうことかーー ~  


「けどそれはお嬢が来た理由じゃない」

 ~ それ・・・・ 

    そーなんだよ!  

     瞭、分かってるねー ~

「そうでしたね。で、本題だけど瞭ちゃんとか異端児とかってどんな勉強の方法を使っているのかなって。」

 ~マジで? それ、私と瞭に聞くの?

          コレだから、真面目は~


そんなことを考えているとき

信じられない、発言を耳にした。


「じゃあ勉強会しよう!!」


 ~ハァァァァァァーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーーーァ~

 ~空耳であって欲し

    いぃぃぃぃぃーーーーーーーー~

 ~ 今日、酸性雨降るんじゃねーー ~

とか、いらんことを考えているとき、


「何の話してんの?」

     

 ~この声はーー~


人が増えた。





      

      

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