初回とプロローグと人物紹介
私には瞭という友がいる。
瞭は、お嬢の「しつじ」である。
なぜ、瞭はお嬢の「しつじ」になったのか?
それが、私(異端児)の解けない謎であった!
これは、筆者とお嬢と瞭と愉快な仲間達が送る日常を切り取ったお話である。
「瞭ちゃーーーーーーーーーーーん!」
遠くで誰かが叫んでいる。
~あれはお嬢の声だな!~
ふと、私は思った。
案の定、お嬢が後ろにいた。瞭と喋っているようだ!
~あいつ、またお嬢で遊んでいるな!!
でも、とめないでおこう!!~
私もいやらしい人間だから、そういう考えをしてしまう。でも、ここは一声かけたほうがいいと判断した。しかし、瞭は首を突っ込んで欲しくないと思っているだろう!たぶん、少し怒鳴られると想定したほうがいい。
ここで、さらに私は頭を回転させた!
~まず、なぜお嬢は瞭を呼び止めたのか?何か用が合ったに違いない!用がなければあんな大声で、叫ぶはずがないからだ!じゃあ、何の用だ?いつものように、パシリをさせられているにしては、お嬢の雰囲気が違う! まあ、ここは考えるよりお嬢に直接聞いてみよう!じゃあ、割り込んでみるか!!~
そう思って、私はお嬢と瞭のところへいった。
「お嬢様」 と言って、私は話に割り込んだ。
「おいこら」 ~やっぱり怒鳴られた!!~
ハア、今日も可笑しな一日が始まる。