僕は生きる
体中に打ち付ける鉄のような雨
冷たい……
重たい……
痛い……
傘も差さずに一人歩く
お金以外を失った
未来も 努力も そして君も……
お金がいくらあっても満たされない
君がいない……
その事実がこんなにも苦しく
そして受け入れがたいなんて……
君がいなくなるまでは気付かなかった幸せ
君がいたから僕は僕でいられた
君がいたから僕は前を向けた
君がいたから……
思いを巡らせる度 君は笑う
最後のその瞬間まで……
君がいない……
それでも僕は生きなければいけない
君が見れなかった景色を見て
君が出来なかった経験をして
君が残した想いを僕は受け継ぐよ
だから今はさようなら
僕は生きるよ
君の分まで……