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先輩について
1,22ほとんど変えました。
少し前にさかのぼる。
コンクールの当日の学校はいつもと違う場所みたいだ。
先輩はまだ来ていない。少しだけ早く来た私はいつもの練習場所で音を鳴らし始める。
「・・・あ、萌ちゃん、早いね」
「神田先輩。おはようございます」
神田先輩のユーフォがカーテンの隙間から漏れる光を反射して輝いている。
今日は、特別な日だ。
「萌ちゃん、音出し始めたばっか?」
「はい、そうです」
「じゃあ一緒に基礎練しよっか」
「はい!」
神田 鈴芽先輩。あ、すずめ先輩ね。先輩は下の名前で呼ばれるのをひどく嫌っている。あたしのいっこ上の先輩で、中3。
申し遅れたんだけど、あたしは川崎 萌。中学2年生。
「じゃあロングトーンから・・・」
最後の合奏まで、あと約一時間。
先輩が出てきました。
ユーフォニウムは私も吹いてます。知名度あげてください((土下座