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他人事症候群  作者: ココロ
お嬢様と一人の執事
6/12

06-退屈

「センマ、もう入って大丈夫」

「分かりました。では、失礼致します」

ガチャリと、部屋のドアを開けて、センマは入ってきた。

「で? 連絡は終わったの?」

「はい。ところで、こんな事を聞くのは如何とは思いますが」

「どうかしたの?」

「お嬢様、まだ顔真っ赤ですよ?」

えっ?

「そ、そう? まだ赤い…?」

そ、そもそも、これはセンマの所為だし!

「どうかされましたか? 私を睨んでも何もありませんよ?」

「…ご、ごめん。睨んでるつもりは無かったの」

その時、また、忘れていたことを唐突に思い出した。

「他人事症候群について調べましょう」

「なぜまた?」

「うーん。そんなのに冒されたらやだし。治す方法も見つけておきたいし。なにより、一日暇なのがやだ」

「お嬢様らしいですね」

微笑みながら、センマは言ってくれた。

なんだか、私らしいって言われて嬉しかった。

「えへへ。ありがと」

自然と出た笑みは、私自身を驚かした。

「ま、まあ、いいわ! 他人事症候群について調べに行きましょう!」

「はい。畏まりました」

なんなんだろうね。この気持ち。普段なら感じることすらないこの気持ち。

ほんと、嫌になる。

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