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他人事症候群  作者: ココロ
お嬢様と一人の執事
4/12

04-捜索

家。そりゃあ鍵が合って扉が開いんたんだから自分の家だ。

「センマ、宿題どこ?」

「朝はリビングに置いてありました」

リビング。なるほど…。置いてきた気がする。

朝の記憶を引っ張り出す。

「うん。置いた気がするわ」

そういいながら、私はリビングへと足を運んだ。

「あれ? 無いよセンマ」

「え? そんなはずは…」

センマが周囲を探すが、宿題らしきものはない。

「ありませんね。残念です」

残念です。って…。まるで他人事みたいに…。

「しかし、お嬢様、置いていましたよ。旦那様の手紙が」

「え? お父さんの?」

仕方が無い。読んでみるかな。

そう思い、私は手紙の封をきった。

「どうでしょう? お嬢様。声に出して読んでみるというのは」

「いきなりのその無茶振りはなに?」

「いえ。思いついたもので」

「まあいいわ。声に出してねえ…」

そう言われたらしょうがない。声に出そう。

「えーっと、今日は帰りません。父より。って少なっ!」

いや、まあ、シンプルでいいんだけれど…。

「なるほど…。旦那様は奥様を連れて、何処かへ行き、本日は帰ってこない、というわけですね」

冷静に判断してみると、そうだ。今日は両親は帰って来ないらしい…。

「センマ」

気付けば、彼の名を呼んでいた。

「なんでしょう?」

「今日、学校休みましょう。センマ電話してちょうだい」

「旦那様にですか?」

「…学校に」

「かしこまりました」

そう言って、センマは奥の方へ行った。

そういえば、他人事症候群って、精神感染病だっけ?

「かかったら、嫌だろうなあ…」

それこそ、他人事のような言い草だ。と私は心の中で笑った。

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