74、軍事兵器は平和の夢を見るか S
軍事兵器は平和の夢を見るか
73のSF版的な
「・・・何のつもりだね?ディクレイン」
「・・・人命は守るべきものです」
「それは敵だ。敵は殲滅するものだと教えたはずだが」
「彼は、人間です」
「・・・残念だよ、ディクレイン」雷撃
「っ」
「・・・やはり実験は失敗だったようだ。いくら優秀とはいえ、連邦の戦闘人形のリサイクルなどするものではないな」
「っ・・・あんた、そいつのマスターだったんだろ?何でそんなことできるんだよ?!そいつ、本当にマスターのこと慕ってたんだぞ?!」
「使えぬガラクタに価値はない。それだけのことだ」
「てめぇっ・・・」
ディクレイン:帝国の機械兵士情緒面は子供以下しかなく、人の感情が理解できない。冗談を理解できないで真に受ける。マスター命。素直で騙されやすい。マイペースな無表情・丁寧語キャラ。情は存在しないため、”敵”を殺すことにためらいがない。
・連邦の戦闘人形の電脳をリサイクルして作られた。戦闘人形だったころの記憶は消去されているものの、何かの衝撃で蘇ってくることがある。
男:旅人。明るいお調子者で、熱血かつお人好し。困っている人(”人”でない者も)がいると、手を差し出さずにはいられない。なんだかんだいって自己犠牲型の人間。右腕を機械化している。
・元は連邦の軍人だったが、ある戦いで部下でありパートナーだった戦闘人形と右腕を失い、軍を辞めた。現在はどちら側にも所属していない。
軍人:帝国の軍人であり、ディクレインのマスター。冷静沈着な氷の男と呼ばれている。帝国第一。帝国の為なら部下の犠牲もいとわない(でも最小限に留める)鬼畜。でも、卑怯な手は嫌いなので使わない。生真面目。無表情キャラ。
・男が連邦軍人だったことを知っている。というか、同じ戦場にいたことがある。
・なんだかんだいってディクレインの事を気に入っている。また、元のマスターが誰かも知っている。
科学者:帝国軍の機械兵士のほとんどを作成したマッドで天才な科学者。機械フェチ。自分の作った機械を子供達と呼び、大切に思っている。が、だからといって壊れることをいとうことはしない(積極的に壊したりはしない)。社会不適合者。マイペース大魔王。軍人とは幼馴染の腐れ縁。軍人の氷の仮面を叩き割れるほぼ唯一の人物。
・ディクレインのボディを作った人物。また、ある事ない事吹き込んだりもしている。ディクレインの何かズレた知識のほとんどの出所。趣味は幼馴染をからかう事。